同じ環境を長く使い続けるなら
メーカー製PCより自作PCのほうが有利ですし
物理PCより仮想PCのほうが有利です。
仮想PCは、複数の異なるOSを動かせることが利点と考える人が多いかもしれませんが
昔から、一旦構築した特定環境を、異なるPCにそのまま移し替えて
高性能化や、長期運用を最小限の手間で行えることも利点として注目されてきました。
また仮想PCのホストOSとしては
WindowsよりLinux系OSのほうが有利です。
たとえば、物理的なPCが壊れた時に
Windows10+仮想マシン+Windows7 HDDイメージ
という構成であれば
Windows入りのパソコンを買ってくることになります。
あるいは修理することになります。
でも、自作PCなら、保証期間が切れても
任意のパーツで組み直せるので、M/Bが壊れても
それほど大きなダメージと感じません。
ノートPCなら、液晶が壊れた程度で修理代が7万円くらいかかったりしますし
M/B交換でも、3万から5万くらいかかったりします。
タワー型でも、そのくらいかかりますし、かといってメーカー修理以外では
修理部品が手に入らないこともよくあることです。
で、自作PCで行くと考えても、Windowsの場合は、M/Bが大きく違うと
HDDを繋ぎ変えても起動しなくて、インストールしなおす手間がかかったりします。
かといって、故障するたびに、古い世代のM/Bを探すのもばからしく
今入手しやすい、新しいM/Bに気軽に移行していきたいなら
Linux系OSのほうが、HDDをつなぎ替えるだけで
新しいM/Bで起動できてしまう可能性は高かったりします。
これは、Linux系OSが、存在する利用率が普通のデバイスドライバーを
ほとんど標準搭載していること、ことなるチップセットのためのドライバーで
異常動作を起こしたり設計からくる特徴です。
(Windowsはよくもわるくも"一台に一つのWindows"という思想で
別のPCに移し替えやすくしようという発想自体が無いように思えます)
実際に、たとえば、Core2Duo前期のM/Bから
SandyBridgeのM/Bへの交換で
HDDを繋ぎ替えるだけで普通に起動したことがあります。
チップセットもCPUもネットワークアダプターもたぶんサウンドも変わって
なんの設定作業もなしに、そのまま起動してYouTubeだって見られました。
ただし正確には、その際はM/Bが新しすぎて
OSには、最新では無い安定版を長く使い続けていたため、その版では
SandyBridgeの内蔵GPUには非対応だったことが後からわかりました。
(当時はNVIDIAのグラフィックカードを持ち越したので、問題は出なかった)
まぁ、そんな感じで、万能ということではありませんが、ことintelにおいては
メインストリームのGPUについてはLinux対応を提供しているので楽な話です。
そして、次世代の安定版OSへと移行するにも、金銭的負担は無く
いざ、再インストールする場合にも、その所要時間は短い
(Xubuntuのような軽量OS導入からVirtualBoxの稼働まで、3,40分で行けます)
そういったところが、仮想PCのホストOSとしての利点になります。
まぁ、自作PCの場合、ホストOS用としてWindowsを買い足さないことによって
CPUを1,2ランク上のものにできるところに、大きな旨味があります。
お礼
ありがとうございました