はじめまして♪
低域ユニットの「センタードーム」を凹ませてしまったのですね。
(この他に、センターキャップとか、ダストキャップとか、呼び方はイロイロ有りますが、、)
『聞こえる音に変化はありますか?』
厳密には変化が有る。しかし大半の人が気付く程の変化では無いため、一般的には「音は変わら無い」と評価します。
(ただし、写真の製品ですと白い振動板部分、ここにも折れ目が出てしまう程のダメージですと、少し神経質な人なら音の変化にすぐに気がついちゃいます。)
修復方法は、布や紙製であれば、針などが有効で、布や紙にコーティングをしていたり薄いプラスチックやゴム系の場合は粘着テープが有効です。(資材により、粘着力の具合は注意が必用、最初はあまり強力では無いセロハンテープくらいで試した方が無難でしょう。)
上記の範囲であれば、掃除機等で空気圧を使った方法も可能です。
(こちらも、接着していた部分が取れたり、吸い過ぎて逆に変形等も有るので、強く無い状況から具合をみながら、、、)
それぞれの方法は既に説明がされている通りですが、ムリをしすぎると壊す事も有るので、ほどほどに♪
この他に、金属製のドームや、荷重効果を狙ったとても厚手の素材ですと、なかなか治せませんので、無理して壊すよりはそのままの方が良い、と言う事も有り得ます。
スピーカー工作ファンの中には、切り取っちゃって、他の物を貼付ける。という改造にチャレンジする人も存在します。(重さや強度が変わるので、むしろ「音が変わる」事を期待していたりする。。。大きく変わる事も有れば、ほとんど変わらない事も、、、)
一般的な製造工程では、最後に接着剤を使ってセンターキャップを貼付けています。しかし、その後に「マグネットに着磁」した後は、センター部に鉄粉等が入ると困るので、切り取っちゃう場合はカッターの刃なども引き寄せられますし、ゴミ等が隙間に入ると困るので、かなり慎重な作業が求められます。
実際に聴いて「音が変だ」と思う事はほぼ無いのですが、「正常な音が出ていないのでは無いか」という不安感から、安心して音楽が楽しめなく成ったりします。
そのため、実際の「音」だけではなく、精神衛生上も有る程度治せるのなら、治した方が良い。と言えますが、新品同様に治す事は出来ませんので、ドコカで納得するしか有りません。
大らかな気持ちが有れば、治そうとして壊しちゃうよりも、『音は正常だから、このままで大丈夫だぁ!』 という人の方がシアワセなのかもしれません。(^o^--♪
お礼
丁寧に詳しくお答えてくださってありがとうございます!機器類には無知で、あたふたしてたのですが、おかげさまで、とても安心できました。こんな、スピーカー博士のような方から回答をいただけて嬉しいです!とってもお詳しいんですね。 音には特に影響ないということがわかったので、このまま、使いたいと思います。直そうとして、失敗するのも怖いので。 本当にありがとうございました。