まず、補足ですがtypeRに水冷は使われていません。ご注意を・・・熱を空気より伝導率の高いパイプを介して電源ファンのある場所に移すヒートパイプ方式を採用しています。これによって、CPUなど個別に実装する冷却ファンが減らされ効率的に冷却できるのが強み。
ただ、その反面ハードディスクファンを実装していることなども考えると静音性はNECのTZに劣ると考えられます。
では、本題。
Q/VAIOのいいところを教えてください。
A/CPUはLGA775ピンのPentium4ですから、今あるPentium4PCでは最も最新になります。いち早く高性能をというのであれば良い製品。
ただ、3,4GHzという周波数は大したことない。LGA775ピンのPentium4は今年中に4GHz程度まで周波数を上げますからね。
i915Pチップセットは、HDAudioの192KHz/24BitオーディオのAzaliaやPCI Express、高度なグラフィックス、DDR2メモリの533MHz対応などと新技術てんこ盛り。
正式発表直前のチップセットですから、新しい物好きにはたまらない。
ただし、最新技術ということは、安定性という面では必ずしも良いとは言えない。今から対応製品が続々出るわけで、安定性という面ではまだ利用実績がないため、信頼性という考えをしたときに既に市場で実績のあるIntel865の方が良い。
アプリケーションはAdobe Premiere Proを付属するタイプもあるなど単品で十万近い値段のソフトも豊富に装備するのは良いですね。
オーディオ関連でも、Sonic Stage Mastering Studioが付属するなど強力。
現時点で頂点のPCであるのは確かですね。AVでは最上位。ゲームでも上位。性能を最大限重視する新しい物好きには持ってこいです。
簡単にアプリケーションとハードウェアを考えると60万では買わないが実売の50万円台なら、これを買う人はたぶん見ればすぐにこれは凄い買いだと思うでしょうね。AV編集の頂点にターゲットは絞られていますからね。
これは、これだけの性能と機能を持ち、ソフトウェアも上位の多機能で手軽な編集ではなくプロフェッショナル向けで複雑な編集をするのに最適なソフトを多く備えます。
しかし、よく考えた方が良いと個人的には思います。
同じ49万で買うなら、パソコンが2台か3台買える値段でもあるからです。安い物なら15万円のPCが3台+α
それだけのソフトやハードが果たして必要なのかが問題。
どのぐらいビデオ編集をされているは分かりませんが、まだ手始めであれば、本当に市販のDVDタイトルのようなビデオをガンガン作るような使い方や自分で放送スタジオ並の映像を扱うような場合に本来の威力を発揮するソフトが付属していることになり、目的が重すぎます。
パソコン本体の魅力はそのうちの25~30万ぐらいとして、同じ性能かそれ以上を今年の暮れには10万円台~で購入できる可能性も高い。何せ、i915チップセットは今年の冬にはメインストリーム機種で当たり前に使われるであろう技術。来年の初めには次の世代のチップセットになることも考えると、一気に使いこなす自信がいる。
要は、最初から凄い使い方をしないと元が取れないと言うことになる。残念ながら私はこれを使いこなせない自信が100%あり絶対買いませんし、貰ったら売却し、別のPCを2台は買えます。
よく悩みましょう。私なら同じメーカー製を買うならソニーならHXかな、Vの上位もテレビ関連ならMR機能があり悪くない。
他ならNECのTZかTXが競合するのでそっちをデジタルチューナーなし(アナログチューナー付)で選ぶ。
どうしても、VAIO並の性能でと思うならもう少し待ってみましょう。Intelが発表する今週末から来週にはDellやEPSONDirectも同等のハードウェアを実装したものを発表するでしょう。
お礼
お礼が遅れてすみません。先日ソニータワーへ行ってきました。店員さん曰く、「R50でも十分です」と。価格が下がると何故か拍子抜けしていまい、冷静さを取り戻しました。もう少し、待ってみることにしてみます。