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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:日本ではなぜ古いものを維持できる?)

日本の古いものの維持方法

このQ&Aのポイント
  • 日本ではなぜ古いものを維持できるのか?フィリピンとは違う理由とは?
  • 日本の古い建物の維持にはどのような要素が関与しているのか?
  • 日本が古いものを大切にする理由とは?

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.2

私は必ずしも日本のすべての場所で、古いものを大事にしそれを維持しようという考え方がベースにあるとは思えません。 たまたまご質問の対象となった京都の建物ですが、世界的な観光地である京都だからこその一面があると思います。 木造の寺社建築物などは、西欧の石造りの建物とは違って、劣化する速度も速い訳ですから、一定の期間を置いて修復していく作業が必要です。するとそのような作業をする技術を伝えていかないと、もともとの姿は維持できません。従って修復技術を持った集団が必要になり、技術を継承していくことになります。 文化財だからこそ維持できていると言えるでしょう。 世界で一番古い会社組織(名称は思い出せませんが)が日本にはあり、それが寺社建築・修復を担う会社だったはずです。 一方では、日本の大都市ほど変貌が激しいところもないような気がします。 古くなったビルは取り壊し、最新の技術を使った全く新しい外観のビルに建てなおすことが主流です。 東京の品川近辺の十数年前と比べた変わりようにはビックリします。その一方で、東京駅の駅舎は創建当時の姿に修復されました。これなどは文化財的な価値があったからだと言えます。 私は西欧の各地を訪れたことがありますが、旧市街では中世の石畳や石造りの建物が当時のままに残されています。そして、例えば戦争だとか内戦によって破壊されたとしても、日本のように取り壊して新しい建物を建てようとするのではなく、再び元の外観に寸分違わず修復している点に驚嘆したものです。 日本人は、公に価値があると認められたものは、それであればきちんと維持していくのは使命だとして、一生懸命それを守ろうとする気持ちを根底に持っています。 従って、文化財として認められた建築物は、官民挙げて維持しようとする社会的しくみが定着しているのに対して、そうではない民間の建築物は、新しいものほど価値があるという意識が強いように思います。 これはある意味日本人の特質かも知れません。 即ち日本人は良いと思ったものは、外国からでもどんどん取り入れ、それをそのまま使うのではなく、日本流に改良して取り込んでいこうとする民族です。 その証拠に社会生活自体がそのような意識で動いています。 例えば、日本では世界中の料理を食べることができますし、宗教にしても排他的というよりは、お互いに共存しています。 結婚式の場所でも、信仰とは関係なく、神社・寺院・キリスト教会等どこでも使います。 大晦日にはお寺で除夜の鐘を突き、新年になると神社に初詣し、2月のバレンタインデーにはチョコレートを贈り、8月にはお盆休みをとり、10月にはハロウィンの仮装に参加し、12月のクリスマスを祝うというわけです。 この融通無碍の生き方こそが日本人の本質です。 究極的に言うと、世界中で一番平和を愛している民族ではないでしょうか。

10q-OK
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。OKStars事務局です。 確かに良いと思ったものを上手く取り入れていく国民性がありますね!

その他の回答 (1)

  • IDii24
  • ベストアンサー率24% (1597/6506)
回答No.1

日本でも常に古いものを維持出来ていたわけではありません。今残っている寺院仏閣に関してはあくまでも宗教上の理由と、「神」の怒りに触れるのではという恐怖感で破壊されることから守られているのみです。それ以外のものはあまりにも簡単に破壊されると思ってます。古いものや自然も残すには心にも経済的にも余裕が無くては出来ません。日本では都会の人より田舎の人のほうが自然保全意識が低いと言います。日常にあるものに慣れてしまっているせいだとも思います。 歴史的建造物も常に破壊のターゲットにさらされています。それを食い止めるためには市民の意識が必要です。新しいものに対して憧れを抱いているだけの時代は日本では過ぎた気がします。むしろ新しい街からは古い街以上の何も生まれなかったという経験から古いものを大切にする心が生まれてきつつある昨今だと思います。

10q-OK
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。OKStars事務局です。 > 新しいものに対して憧れを抱いているだけの時代は日本では過ぎた気がします。 納得です!