誰もが口ずさむ歌って、もう無理?
昔は国民的歌手って多かったですよね。 美空ひばり、フランク永井、坂本九、梓みちよ、石原裕次郎 ・・・ 当時、日本人でこれらの歌手の名前や曲を知らない人はいなかったと言っても過言ではなかったと思います。
この歌手たちの曲は、当時、大人から子供まで歌えて、家庭の主婦たちも家事をしながら鼻歌まじりに歌っていたのを覚えています。 歌詞も覚えやすいし、メロディも耳になじみやすいし ・・・
今、自分たちが中年になって、さて、昔の中年のように鼻歌まじりに何かをするという事があるのかな、と感じて寂しくなりました。
今どの曲を聴いても、意味不明で覚えにくい歌詞、複雑で不協和音のようなメロディなど、音楽に興味がなくなって長くなりました。
また最近のテレビ番組でも、どういうわけか、中年向けの歌っていうと必ず演歌になるのですが、上に挙げた歌手たちは決して演歌歌手ではないですよね。
たまにカラオケに誘われて行きますが、歌う曲がないので、仕方がないからいつも数十年前に覚えた流行歌を歌うしかありません。 森進一とか前川清の古い曲などです。
これからは、昔のように誰もが鼻歌で歌える曲は、もう期待できないのでしょうか?
今の音楽会社は昔と違って、ターゲットを中学・高校生だけに絞っている、というのは理解しているつもりなんですが ・・・