WEBで情報配信するために必要な要素を列記します。
1)サーバホスト領域
2)パソコン
3)開発ソフト
4)インターネット接続環境
5)サイト開発技術
6)デザイン技術
7)コンテンツ作成技術
1~4はインフラ環境、5~7は知的技術です。
2と4に関しては検討外として予算に計上せずに話を進めます。
1は無料サイトが多数ありますのでサービス内容を確認して選択してください。有料のサービスにもそれなりにメリットがありますので、企画内容によっては有料サービスが必要になる場合もあるでしょう。予算的には無料~数千円/月、さらに専用サーバ等になれば数百万、数千万なんてのもあり、キリがありません。
2はそれほど高性能な機器はいらないでしょう。使い慣れたもので十分だと思います。
3は経費を削減するのであれば、ひととおりフリーソフトやフリー素材などをかき集めて利用することができます。最近は有料ソフトで便利なものも数多く出ています。数万円程度のソフトがあれば知識がなくとも直感的な操作でサイトが構築できるとされています。ただし人によって好き嫌いがあり、私などはこの手のソフトを嫌います。
4は作ったサイトのデータをWEBサーバに更新したり、実際ブラウザ上で検証するための回線です。普通にインターネットを利用できる環境であれば大丈夫ですが、一部会社内からのアクセス等の場合、プロキシやファイアーウォールがデータ転送の妨げになる場合もあります。
5は簡単に言うとプログラム技術です。もっともよく知られている言語はHTMLというもので、多くのサイトがこれだけで記述されています。ただし表現内容の可能性には限界があります。ショッピングサイトやコミュニティサイトなどを作ろうと思えば、裏で動くプログラムを組むためにPerl,PHP,ASP,Javaなど必要に応じて利用すると良いでしょう。
6はサイトに訪れるユーザに情報を正確に伝えるための技術で、おろそかにされがちですが特にビジネスなどの場合売り上げに大きく影響することもあり、とても重要です。このあたりをアウトソーシングすると結構な予算にある場合があります。ケースによって見積もりはばらばらでしょうが、安い仕事はそれなりです。
7も6と似ていますが、ユーザが退屈しないコンテンツ作りや、必要な情報を効率良く正確に伝えるための編集技術です。6同様、重要な技術です。予算面においても6と同様でしょう。
ざざっと一覧しましたが、これらの要素のうち、自分でできることは自分でやったら良いとおもいます。さほどむずかしことでは無いと思いますが、抵抗のある人にとっては苦労だとおもいますので、アウトソーシングされるのもビジネス的には“あり”だと思います。
難しいことを考えないのであれば、入門書に従い、自分でこつこつやるのがいちばんいいと思います。将来、事業拡大などで採算がとれるようになったら、どんどん下請けを使うとよいでしょう。まず自分で作れたほうが発注もスムーズです。