MSオフィスとやらを作っている何とかというメーカーの戦略的な目論見でしょうね。OSを作っているメーカーがそんなことをすれば競争相手はたまったもんじゃないんですがね。とにかく何が何でも自社の製品のユーザーを作って、他のメーカーを蹴落とし、バージョンアップでさらにぼろもうけしようとの意図が見え見えです。商売のやり方としても不公平で卑怯千万です。
あまりにひどいのでかのメーカーのOS部門とアプリ部門を分割しようという動きがアメリカでありましたが、共和党政権になってからその追求の動きが鈍った感があります。結局国策企業としての地位を事実上得たのではないでしょうか。
私は別にアンチM$とかではないのですが、初めてパソコンに触れる人が使うソフトがワードやエクセルだけであっていいはずがないと思います。特に業務で使う以上ソフトには適材適所があり、なにがなんでもエクセルを使わなくてはならないと思いこんでいる人間やソフトに金をかけることに大きな抵抗を持つユーザーを大量に作って、あげくに巨大なワークシートの膨大なセルに設定された計算式や絶対値参照の$に至るまでひとつひとつを吟味しないと結果が信用できない、という笑えない現実に何度も直面しました。(データ構造がはっきりしていて大量のデータを扱うならデータベースソフトを使え、桐を使えと口をすっぱくして言っているんですがね。)
これはたぶん日本人の仕事の生産性を低めようとする鬼畜米英の謀略ではないかと思えるほどめちゃくちゃなソフトの使い方が広まってしまった由々しき事態かとおもいます。(もちろんエクセルが得意な分野はあります。)ユーザーの意識が一番の問題ですが、ともかくもソフトの選択というもっとも大事で主体的な判断をユーザーが奪われ、まるで小荷物一個運ぶのに大型ダンプを使うことを強要されているに等しい事態です。
私見にすぎないかもしれませんが、OSや基本アプリは道路や学校と同じで基礎的な社会資本と考えるべきで、一私企業の戦略の駒に使われるのはどうかと思います。一般企業や家庭でパソコンが大量に腐っているのも、まだまだ使えるPCのリプレース需要を煽って、廃棄PCや電力需要の逼迫による環境負荷を加速しているのも、国内の流通やサービス業者が適正な利益を得られないのも、すべてハードソフトそれぞれ一社の事実上の独占状況が背景にあると思います。
補足
>これはたぶん日本人の仕事の生産性を低めようとする,,,,,,、まるで小荷物一個運ぶのに大型ダンプを使うことを強要されているに等しい事態です。 同感です。 あれが日本語の文書作成に本当に適しているかどうか、疑問です。もっと日本語に特化して、なおかつワードでも読めるソフト、かつ軽いものがあってしかるべきだと思います。 英語だけを利用するなら便利なソフトだとは思いますが。