余談ですが、Linux系OSは無償配布されることが多く
配布元となるサーバー資源に大きな投資ができません。
そのため、伝統的にサーバー負荷を最小にする取り組みが行われてきて
P2Pも、そのための取り組みの一つです。
ですが、新バージョンの公開直後を除けば
P2Pを利用するメリットは、あまり大きくないのも事実です。
仮に、国内にミラーサーバーが無く
国外とのインターネット接続が遅い国であれば
国内のP2Pユーザーが増えれば、大きな効果が期待できます。
日本は、米国との帯域が充分に大きいので
P2Pの効果は、サーバー負荷の高い、新バージョン公開直後だけ大きいと考えられます。
負荷を下げる取り組みは、二種類の方向から考えられています。
一つは、P2Pのようにサーバーアクセスを減らすというアプローチ
もう一つは、ダウンロードする量そのものを削減するというアプローチです。
Ubuntuでは、LTSとして長期サポート版があるだけでなく
先日リリースされたUbuntu14.04.1のように
LTSにはポイントリリースが用意されています。
Japanese Teamが提供する日本語Remixのインストールディスクイメージは
14.04で作られているので、14.04.1と比較した場合
最新環境へのアップデートで取得するファイル数が違ってきます。
.1ではそれほど大きな差では無いかもしれませんが
12.04と12.04.5で比較すれば、大きな差になります。
やがて14.04LTSも14.04.5とかまで行くわけですから
複数台のPCに導入したり、何度も再インストールをすることを考えると
随時、最新のポイントリリースを利用するようにしたほうが、トータルの通信量は少なくなる場合があります。
かといって、すべてを再取得するなら、通信量削減にはならない場合もあるかもしれません。
そういった問題は、jigdoやzsyncといった技術を使うことで、より良い結果を得られるかもしれません。
jigdoは、Linuxのインストールディスクイメージを構成するファイルを
個別に取得するという仕組みです。14.04と14.04.1で変化の無いパッケージなら
14.04に含まれるファイルを転用して、14.04.1のディスクイメージを再構成できます。
zsyncも、同じような発想で、最小の通信量でディスクイメージを再構築します。
Ubuntuの場合は、最新版志向の場合、あるいはXubuntu,Lubuntuなどの軽量版を使う場合
米国にあるサーバーや、そのミラーサーバー(国内にも複数あります)を利用するのが基本です。
それらサーバー群に対しては、zsyncを使って、新しいディスクイメージを取得できますし
Ubuntu14.04LTS日本語Remixのディスクイメージを媒介として
Xubntu14.04.1のディスクイメージを取得することもできます。
反面、日本語Remixでなければ、日本語入力環境の構築に
少し手間がかかったりもします。
なお、一旦Ubuntuなどが稼働できるようにすれば
BitTorrentクライアントの取得は、Ubuntuのリポジトリーから導入できます。
Linux系OSのリポジトリーは、オープンソースライセンスの特徴を活かして
OSごとに、専用化したパッケージを蓄積したものです。
ですから、ソフトウェアセンターなどで選択するだけで
半自動的にダウンロードと導入が終わり、その後自動更新も行われます。
OS自体の開発チームが、それらパッケージの管理を行ない
依存関係を自動的に補うようになっていますが
不要なものが追加されることは基本的ありません。
信頼するダウンロード先がわからなくなるようなことは
Linux系OSでは普通おきないことです。
お礼
回答どうもありがとうございます 教えていただいた Ubuntu のJapan Team からダウンロードしたら 2分ぐらいでダウンロードできました。 どうもありがとうございました。
補足
実はBitTorrentでアップデートしたところ、 不注意でいつもと違う物が設定になってしまったので、 そういうのがないか質問してみた次第です。