一般に、イタリアでは(高級ではなくても)外食は日本に比べて高く付きます。
(なので地元の人は、そう頻繁には外食しないそうです)
また、観光地の観光客向けのお店と、そうでないお店とでは、それなりにお値段も違ってきます。
ランチタイムの定食だと、飲み物とパンと2皿くらいで10ユーロ前後で済むと思いますが、夕食だと定食がないお店が多いと思います。(観光客向けのツーリストメニューはあるでしょうが)
ローマとフィレンツェということで、そこそこ観光地で、イタリア人の観光客や地元の人も食事に行くというような感じのカジュアルなお店だと、
・スパゲッティ(=プリモ)1皿 10ユーロ前後
・水(500ml) 2ユーロ
って感じでしょうか。
これに席料(コペルト)かパン代として2ユーロくらい加算されることがあるかと思います。
ただ、こういう「スパゲッティ1皿と水だけ」という注文をするなら、地元の人ならばいくらカジュアルでもレストラン的なお店には行かずに、もっと庶民的なターヴォラ・カルダ(セルフ式食堂)に行くか、あるいは自炊、のような気がします。
イタリアでのメニューは、コース料理ではなくても、前菜、プリモ(スパゲッティやスープはこのカテゴリ)、セコンド(肉や魚など)、コントルノ(付け合わせ)、ドルチェ(デザート)、とカテゴリ分けされていて、そこから適当にセレクトする感じです。
もちろんフルコースの必要はなく、前菜とセコンドだけとか、セコンドとコントルノだけとか、観光客向けの店ならスパゲティ一皿だけでも良いのですけどね。締めにカッフェ(エスプレッソ)を注文すると、一応の格好は付くような気がします(エスプレッソを注文する=食事終了とほぼ同義のようです)。
というか、格好が付く付かない以前の問題として、プリモにしろセコンドにしろ、日本で見かけるイタリアンよりも野菜分が少なめなので、栄養バランスのために付け合わせの野菜とかサラダとかスープとかが欲しくなると思います。
また、日本ではあまり食べられないようなイタリア料理はプリモよりもセコンドに多いので、そうなるともうちょっとお値段が高くなります。
セコンドで10ユーロだったら安い方ではないですかね。
あとは食材次第でお値段はいくらでも変わります。
ローマやフィレンツェで夕食の相場30ユーロというのは、カジュアルなお店で一通り(コースではなくても)食べた場合の予算だと思います。
例えば、フルオーダーでなくても、
・水 2ユーロ
・セコンド 12ユーロ
・コントルノ 5ユーロ
・ドルチェ 5ユーロ
・エスプレッソ 2ユーロ
+コペルトまたはパン代
で、合計28ユーロくらいになっちゃいます。ワインを頼めば軽く30ユーロ超え。
これ、決して高級とは言えない、カジュアルなトラットリアでの予算です。
地方都市ならばもう少し安いのですが、ローマやフィレンツェのような都会で観光地では、よほどの穴場でなければそんなに安くはならないと思います。
ただし、ピッツァならば、専門店手も「ピッツァ一皿+飲み物」だけでも普通の注文の仕方になります。
だから夜はピッツェリアで食事するのがリーズナブルです。
・ピッツァ1枚 7~10ユーロ
・水 2ユーロ
これだけでも一応の格好は付きますよ。
お礼
ありがとうございます。大変参考になりました。食事も旅の楽しみ(^-^)/楽しんできます。沢山のアドバイスをありがとうございました。