はじめまして♪
スピーカーは、磁石とコイルで動く、言わばモーターのようなものです。
これを動かすための音声電力を送り出せるのが、スピーカー出力端子が備わったアンプ、と言うことになります。
アンプの仕様から、スピーカーのインピーダンス値が最低4Ωまでで、と言うコトが重要ポイントです。
アンプ効率から言えば、8Ωだろうが16Ωだろうが一応はまともに音が出ますが、最大出力というスペック値は半減します。
(まぁ、スペック数値で音を聞くわけではないので、組み合わせて聞いて、問題がなければそれで良いのです。)
最近はパソコン用などで、アンプをスピーカーボックス内に内蔵させた製品が有ります。このようなスピーカーは接続できません。
(パワードスピーカー、アクティブスピーカー、などと呼ぶコトが多い。)
アンプなどを内蔵していない、本来のスピーカーであれば、よほど特殊な製品でない限り、問題なく利用ができます。
(最近は、パソコン用などでアンプ内臓がよく知られ、あえてアンプを搭載していない、通常のスピーカを、パッシブスピーカー、なんていう場合も有ります。)
乾電池とモーターのようなものですので、赤黒の端子、アンプ側とスピーカ側、2本の電線で電気的に繋いであげればオッケーです。
本来、音声信号は交流なので、赤黒、プラスマイナス側を逆に繋いでも、基本的には何ら問題は有りません。
しかし、左右などの複数利用では、それぞれの極性が一致していませんと、空間での音声合成がうまくいかず、かなり変わった音に感じられます。(別に、機器には問題ないので、体験して見るのも良いでしょう。)
注意しておくコトは、赤黒、あるいは左右の、合計4つの電極が動作中に接触ショートを起こさないようにする、というコトです。
デジタルパワーアンプ系は、特にこのショート事故などですぐ壊れやすいため、接続変更作業などは、確実に電源を切って、さらによく確認し、ショート事故にならない状態になってから電源を入れましょう。
国産有名メーカーのソコソコな価格製品なら、有る程度の保護回路などで、多少の事故は防いでくれますが、、、、
スピーカ駆動の電力伝送は、あまり電圧は高く有りません、実用上で触れても感電っていう感覚はほとんど有りません(出力が500wを超えてくると、ちょっと危険なのですが、、、)
電圧は低めでも、電流量は割と多めなので、接続する電線は、有る程度の太さがあるものを用います。
電源用の切り売りケーブルが安くて適合するのですが、色分けなどがなく、極性判断で間違いやすいため、市販の色分けされたスピーカーケーブルを用いた方が、無難です。
(電源用の電線も、よく観察すれば、極性がわかるように作られています。)
電線自体の極性なんて有りませんが、アンプとスピーカー接続時の状態確認ができやすいかどうか、って言うだけです。
たまに、高価なスピーカーケーブルを用いる人もいます、ケーブルの違いで、僅かですが音の印象が違って聞こえる場合もあって、その音の違いを楽しむ、という、かなりマニアックな分野ですので、あまり気にしない方が良いでしょう。
スピーカーの置き方を変えた方が、よっぽど音の印象変化が大きいですしね。
お礼
とてもわかりやすく勉強になりました。 ありがとうございました。