「MP3 がどんなものか」にお答えします。
MP3 は,MPEG-1 オーディオ・レイヤ 3 という,音声の記録方法の 1 つです。
なぜこれがことさら利用されているかというと,「小さなファイルサイズで,よい音質が得られる」からです。この「小さなファイルサイズ」を達成するために,人間がどのように音を聞いているかを研究した結果を利用し,複雑な計算をしています。ですから,MP3 プレーヤはとても「頭のよい」コンピュータです。
この「小さなファイルサイズ」を利用して,記録媒体に何百曲という,たくさんの楽曲を収めることができるのです。
さて,MP3 の扱いですが,たいていは,ほかの記録形式から変換します。音声波形から,「エンコーダ」と呼ばれるプログラムを通して,上記の計算をさせて,MP3 ファイルを得ます。「午後のこーだ」などのエンコーダが有名です。こういったプログラムは,変換品質を設定できます。品質とファイルの大きさとは,トレードオフになります。同じファイルサイズで精一杯品質を上げようとすると,変換時間を要します。
変換に際して,ほぼ必ず,もとより音質が下がります。たいていは,聞いてもわからないくらいですが,ファイルサイズを小さく済ませようとすればするほど,この音質低下は著しくなり,ついにはそれに気づくようになります。
あなたが購入された楽曲ファイルの形式を存じ上げないこと,iRiver を持ってはおりませんことで,その詳しい手順はわかりません。これはご容赦ください。