ツンデレという造語も発生からだいぶ経ち、色々な変性をしている面がありますので一概に“こうだ”ということは言いづらいので、私なりの解釈という事を前提でお応えしたいと思います。
ツンデレは本来はキャラクターではなく、ヒロインの態度や心情の変化をさす言葉だったようです。
「ツンツンがデレデレになった」というのが略されて“ツンデレ”になったわけです。
その後、同じようなタイプの変化を見せるキャラをツンデレと呼称するようになったと思われます。
基本的にツンデレなキャラは、強気で素直に想いを吐露できない性格ということがいえるかと。
その性格が如実に表れるため、「あ、あなたの為にやったわけじゃないんだから、か、勘違いしないでよねっ!」というセリフが定番になっています。
ツンデレという造語がないときから、そうした設定や性格のヒロインはいたわけですし、そう考えれば属性の一種ですから、男嫌いとか、男勝りなど、恋愛で腑抜けた態度になるのを拒むような強気な女の娘という分類が一番適正なところでしょうか。
そうした性格や過去があっての強気な態度が、男性主人公の意外な一面や良い面を知ることで好意を感じ始め、好きになったはいいが、その好きという感情を素直に表現できない不器用さが萌えポイントなのでしょう。
質問者さんの言わんとする“最初は好意的なのに突然ツンツンになる”というのが、どういう状況やシチュエーションなのかが明確でないと断言は難しいですね。
何故突然ツンツンするのか?
好意があるのにツンツンするのが嫉妬によるとすれば嫉妬深いということで、必ずしもツンデレではない性格である場合も多いでしょう。
最初は好意があったのに何かのきっかけで好意が失われてツンツンしているということでもツンデレとは呼べないかと。
強気な性格で、恋愛に不器用で、なかなか素直に好意を表現できないという属性を当てはめて考えてみて判断するのも一つの手段です。
ただ、派生が多いので、最近では場所や状況で態度が変わる場合も当てはめる場合もあります。
例えば生徒会長だとか風紀委員だとか武道系の部活の部長だとかで、人前や衆人環視の中では凛とした態度をとらないといけない立場や地位のキャラが、想い人と二人きりの時ならデレデレするという場合にもツンデレと呼称する場合も多いようです。
いわば、“ツン”とすましている態度のキャラが二人きりなどの特定条件で“デレデレ”するということもツンデレに含めるようになったと言えるでしょう。
それでも性格的には強気だとか、しっかりしているとか、リーダー的なタイプのキャラである場合に当てはまるわけで、おっとりした生徒会長や優しい指導者的な場合には、二人きりで態度が変わってもあまり該当しないと想われます。
お礼
詳しくありがとうございます! 今回のケースを考えるとツンデレではなくデレツンの方がいいかなと思いました。