何処に御住まいなのか判りませんが、是非 Mac が置いてある店に行って Retina Display のものとそうでないものとを見較べてください。
美しいか否かという感覚的な判断は人によりけりであり、Retina Display を美しいと思うか否かもまた人によりけりです。
解像度 (同一 Size の画面がどれほど多くの Pixel で構成されているか) という点では Retina Display は圧倒的です。
しかし、Pixel の点が如何に多くても 1 つ 1 つの Pixel が何色に対応しているかも画質を評価する重要な要素です。
例えば 4 色 Printer と 6 色 Printer・・・共に解像度を示す DPI (Dot Per Inch) は同じでも 1 色の Ink Cartridge で表現できる色の濃さはせいぜい 4 段階程度ですので 4 色 Printer は 4×4×4=64 色程度しか出せず、6 色 Printer は 4×4×4×4×4×4=4096 色出せるということになります。・・・しかし RGB 24bit=16,777,216 色には遠く及びませんので、目に見えないほど細かな Mosaic 画で 64 色以上、或いは 4096 色以上を作り出しているわけです・・・この Mosaic を如何に細かく描画できるかを DPI 値が決定します。
Display の場合は Back Light の照射状況、表面反射防止 Coating の素材によっても画質感が大きく異なってきます。
私の個人的な好みで言えば、私は Retina Display であるなしに関わらず、表面反射防止 Coating を施した Display は写真用語で言えば「白飛び、黒潰れ」が起きているかのように輝度の上下端での Contrast が強過ぎて、階調が上手く出ていないように感じてしまい、好きではありません(^_^;)。
Film 映画ではわざと画面を暗い感じにして、反射防止 Coating を施した液晶 Display では真っ黒になってしまうような背景の中にうっすらと何かを描写して雰囲気を作り出しているものもありますので、こういう Scene では昔の CRT (Color Ray Tube) や、Noisy であっても Screen 投影型の方が細かいところが良く見えますね。
一方、Noisy な Screen の暗い背景に何かが蠢いているような画よりも、低輝度部分はスパッと切り捨てて Animation のように塗り潰したような色合いを美しいと感じる人もいますので、美しいか否かは観る人の好み次第です。
ちなみに Digital 画面で誰もが美しいと感じるであろう Display は Retina Display ではなく、Adobe RGB 対応 Display だろうと思います。
Blu-ray にせよ、一般的な Digi'Came' の JPEG 画像にせよ、表示されるのは sRGB (Standard RGB) と呼ばれる色空間なのですが、Adobe RGB の色空間を表現できる Display はその緑色の深さに溜息を吐いてしまいますよ(^_^;)。
Retina Diaplay は解像度が高いので、上記 Printer の例で説明したように Mosaic 表示を極めて細かく行うことができるのですが、色空間が sRGB である限りは sRGB で規定された色空間以上の色を発色することはできません。
まぁ Blu-ray は sRGB で記録されているでしょうから Adobe RGB 色空間の美しさなど関係はないでしょうが(^_^;)・・・。
映画を観る場合は、限りなく黒に近い闇ではあるのだけでど完全な真っ黒ではなく、そこにも階調表現されているものがあるような Scene をきちんと描画できるかどうかが重要になるかと思いますが、その表現力は Retina であるなしではなく、反射防止 Coating ありかなしかの方が大きいだろうと思います。
まぁ実際に見に行ってください。
素敵な Mac Life を(^_^)/
お礼
丁寧で具体的な回答ありがとうございます そうですね、自分の眼で確かめるべきですね、 実は私、Blu-rayも見たことないんです(汗、 Retinaディスプレイ、映画鑑賞で検索してもあまり的をいた答えが見つからないのでもしかしたら Retinaディスプレイは高解像度過ぎてDVDやBlu-rayの再生にあまり意味がないのかなと思って質問しました、質問の仕方が悪かったですね