No.3の表現に間違いがあるので訂正するけど
Apacheは、普通はインターネットで最大のシェアを持つウェブサーバーのことです。
Apache OpenOfficeは、OpenOffice.orgがApacheの開発組織に移管され
改称されたもので、これをApacheと略すことは、正しい知識が無いことの現れです。
Apach HTTP ServerもApache OpenOffice.orgも、LibreOfficeも
オープンソースライセンスに基づくプロダクトで、平易に言えば
OSS(オープンソースソフトウェア)に分類されます。
有償とか無償とか、商用利用の可否とか、ソフトウェア製品にはいろんな制限があり
最終的には、それらはライセンスの明示によって、安心して使えるようになっています。
オープンソースソフトウェアは、誰でも利用可能で、無償であり
また人種,国籍,思想や主義などによって制限されることがありません。
ライセンス条項には、販売禁止もなければ、寄付についての項目もありません。
ですから、販売することも可能ですし、開発する組織ないし個人に
寄付や資金援助を行なうことも自由です。
ただ、ライセンス条項に従わなければ、ライセンス違反はあります。
ただ、これはELECOMのような一部の企業などが問題視されることはあっても
一般的なエンドユーザーは、ライセンス違反となる心配はあまりありません。
カンパウェアのような俗語には、明文化されたライセンスがありませんから
これをカンパウェアと称することは、単に混乱をまねくものです。
というわけで、オープンソースライセンスのもと、OpenOffice.orgからLibreOfficeが派生し
OpenOffice.orgがApache OpenOfficeに改称されたわけですが
オープンソースライセンスの特徴で、OOoからの派生は、それ以前から行われていました。
そういった組織とOOoの開発者の一部が合流し、LibreOfficeに再編されたわけです。
ですから、その直後は、開発が停滞したOOoよりもLibreOfficeのほうが優れた部分がありました。
現在では、AOの開発も再開されているので、その比較は改めて行なう必要があると思います。
なお、こういったオープンソースライセンスのソフトウェアは、どちらかというと64bit移行はすみやかです。
Windowsでは2009年頃から64bit化が進んできましたが
結局Windows8が来るまで、"64bitが当たり前"というところにたどり着きませんでした。
これはプロプライエタリーソフトウェアが多用されるWindowsでは
32bit版から移行できない古いソフトなどが、足を引っ張り続けてきたからです。
古いハードウェアには、64bit版ドライバーが提供されないという問題もありました。
対して、オープンソースライセンスによるLinuxやFreeBSDといったOSでは
公開されているソースコードを元に、第三者が64bit化を進めることも可能なため
2009年には、64bit版を選ぶデメリットはほとんどなくなっていました。
デバイスドライバーも、ほとんどが64bit版だけ無いということはありません。
(32bit版も無いという場合はありますけどね)
ですから、OpenOfficeのLinux版は、そのころには64bit版が普通に配布されていました。
たとえばUbuntu6.06(2006年6月リリース)にはOpenOffice.orgの64bit版があったようです。
もちろん、同じ64bit版OpenOfficeでも
Linuxの場合とWindowsの場合では
事情の違いも多々あるわけですが
重大な問題が生じるような時期は、さすがに過ぎているようです。
補足
どうもありがとうございました。 よくわかりました。