まず、(2)からお答えいたします。
選択範囲とは、描画や画像調整などが有効になる カンバス内の
範囲のことです。選択範囲を指定したからといって、選択範囲
以外が透明になることはありません。
選択範囲とは文字通り、範囲であって、選択範囲自体が
カンバスのピクセルに影響を与えることはありません。
カンバスの一部に影響を与えたい(透明にしたい、
色を変えたい、など)場合に、その位置に選択範囲を指定し
、その後、目的に準じる作業を行います。
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次に、(1)についてです。
質問者様の「青空に鳥が1羽飛んでいる」画像が、添付画像
のような物としてお話しをさせて頂きます。
そして、質問者様が行いたいことは、画像Dのように
「鳥だけを残し、青空を消したい」ということだと解釈して
いますがよろしいでしょうか。
質問者様の言う「鳥の選択範囲」についてですが、
「読み込んで」ということは、以前に鳥の周りを綺麗に囲み、
選択範囲とし、[選択範囲を保存]しているのですよね?
だとすれば、拡大や縮小や回転は不必要だと思いますが、
なにか理由があるのでしょうか?
なぜ、[選択範囲を変形]をするのかが私には分からないので
教えて頂けるとすっきりします。
とりあえず、鳥以外を透明にしてしまえれば良いのですよね?
画像Dのようにするには以下の方法で行えます。
■いくつか方法はありますが、一番基本的なやり方です。
それぞれの動作が、様々な場面で応用して使えます。
1) 「青空に鳥が1羽飛んでいる」画像を開きます。
説明にあたり、画像Aと仮定します。
現在、レイヤーパレットには[背景]レイヤーのみです。
2) [背景]レイヤーをコピーします。
コピーする理由は、鳥以外を透明にしたいからです。
[背景]のままでは透明にすることはできません。これで
[背景]レイヤーと同じ内容の[レイヤー1]ができました。
3) [鳥の選択範囲]を読み込みます。画像Bのように、
鳥の部分が選択範囲になっていれば大丈夫です。
4) [選択範囲]-[選択範囲を反転]をします。
鳥以外の部分に影響を与えたい
(今回は透明にしたい)ので、鳥以外を選択しなければ
なりません。これで鳥以外の青空を選択できました。
画像Cの状態です。
5) キーボードの[Delete]か[BackSpace]を押します。
これで青空のピクセルを削除しました。
[背景]レイヤーを非表示にしてみてください。
画像Dのように、透明になっているはずです。
この時のレイヤーパレットの様子は画像Dレイヤーです。
■もうひとつ、さらに簡単な方法があります。
しかし、質問者様の場合は、まず上記の基本的なやり方を
理解できたほうが良いのではと思います。
以下の方法も大変便利ですので参考にまで。
1) 上記の1)と3)を実行する。2)は行わないので
[背景]レイヤーのみで、画像Bの状態にする。
2) レイヤーパレットの[背景]レイヤーが選択されている
状態で、
[レイヤー]-[新規]-[選択範囲をコピーしたレイヤー]
を実行。ショートカットが設定されていれば、
キーボードの<Ctrl>と<j>を押すと便利。
結果、画像Dと同じことになります。
補足
krkmykさま、おはようございます。お世話になっております。 とても詳しい解説、ありがとうございます。 まず 透明にならなくていいんですね、了解しました次に、 >なぜ、[選択範囲を変形]をするのかが私には分からないので 教えて頂けるとすっきりします。 については、スクールのテキストでただ変形しただけで、その時は 何も疑問に思わずに居たのですが、復習をしていて 選択範囲を変形して、違う形状で(拡大・縮小)した鳥を 画面上に配置したいのかなと思ったので、質問しました。 どうぞ宜しくお願い致します。