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未来のクラウンについて。

皆さんは、未来のトヨタのクラウンはどのように進化してると、思いますか? たくさんの回答待ってます。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Nannette
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回答No.6

 これまでのご回答を拝読しましたが、皆さまはクラウンという車種には歴然とした存在理由があることをご存知なのでしょうか。理由を説明し始めますと長く専門的に及ぶことになりますから、ここではごくありふれた一例でご説明します。  たとえば東京大田区あたりの中小企業、あるいは東大阪でもいいのですが、こうした会社の社有車、あるいは社長さんの専用車、さて、どんなクルマなら良いとお考えでしょうか。  彼らにとっては、たとえ収益がある程度潤うほどであったとしても、実はメルツェデスクラスのクルマには乗れないのです。いえ、その意味では、彼らの多くはレクサスでさえ手を引いてしまうのです。  なぜでしょうか。彼らが経営する企業の多くは自社製品を持たず、ほとんどがより上位にある企業からの委託製造、つまり下請けで経営を支えているものです。そして、ご存知だと思いますが、たとえば部品の下請けであれば、今日、一個あたり5銭~6銭といったギリギリの利益に甘んじている企業さえ数えきれないほどあるのです。  もし、そうした会社の社長さんがメルツェデス・ベンツでも買ったら、そしてそのクルマで得意先の正門を入ったとしたらどうなるでしょうか。なんだい、ベンツかい、あそこは儲かっているんだな…と、まあこういうことに、大概はなるのです。それはまさに死活問題、世はまさに戦国時代の田舎城主と変わりないのです。その意味ではレクサスでさえ鬼門と考えるのも無理もないことでしょう。  では、マークXならどうか、マークXはクラウンとシャーシーを共用している車種、しかし、どちらかといえばカッコ派向けに味付けをした、これこそ中途半端な車種、大きなドンガラながらそのわりには居住空間の極めて狭い、いわば中流家庭向けの見栄張りグルマ。こんなホームカーを社用に導入したらなおさら立場が弱くなってしまう。  昨今の世情からほんとうに苦しい経営状態にある企業では、それゆえ近年ではプリウスやシルフィを社長車にするところもあるぐらい。といって、会社を訪問してくれる親会社や新規の顧客候補の担当者を送迎するに際しては、さすがに狭っ苦しいクルマというのも失礼にあたる。  となると…というわけで、なんとなく、ただ理由も無くなんとなく、この社会が認めてしまった社有車、あるいは社長専用車のイメージ、その多くが、企業の規模と併行して、トヨタのクラウンという線に落ち着いでいるといっていいかと思います。  以前は、クラウンよりもむしろ日産のセドリックあたりのほうがややフォーマルな車種と見られていたようですが、まあどっこいどっこい。クラウンにさえ乗っていれば、まあ、誰にもとやかく言われない。クラウンにはそうした程良いステイタスがまだ現在にも生きているのです。そのせいもあるのでしょう。企業では、クルマの買い替えに際して、リース契約でクラウンを導入したり、中古車の購入も多いといいます。  10年前のクラウンから見れば現行クラウンは大変進化しました。なによりも高速安定と驚くほどの忠実な操舵性にそのことが良く表れています。実は、クラウンは最初から欧州車と同じ路線を歩もうと志したクルマではありません。日本人のクルマ観にこそ実に忠実に、そして、社会的な位置づけを忠実に守り続ける、日本独特のクルマ作りから生まれた日本独特のクルマなのです。  ですが、そこはやはり同じ道路を走るクルマである以上、ことに長い間遅れを取っていた走りの性能の見直しが進んだ結果、足回りの進化が近年大変顕著に見られます。  ところが、世間の感覚では、クラウンは無難ながら面白くもないただのフワフワグルマ…だという評価がまだまだ圧倒的。トヨタがエポックメイキングだと胸を張るだけの進化を盛り込んだ現行クラウンでさえも、その安定した素晴らしい走りをなかなか理解してもらえない…、そこがクラウンの辛いところ。  そこで、トヨタが打ち出したのが、あのピンクのクラウンだったのです。とはいえ、あのピンクのクラウンに予約までして飛びつき、得意げに乗り回し、箱根やいろは坂のワインディングロードを攻めて嬉しがる人もそうそうは居ないことでしょう。ですが、もしその気になったら、現行のクラウンは往年のケンメリや愛スカなど足元にも及ばないほどのしっかりした走りを楽しめます。  つまり、そこなのです、トヨタは、高速走行時ですら、あくまでも十分な安定感を保ち、ステアリングハンドルにしがみ付く必要もなく、力不足にイライラすることもなく、紳士然としてゆったりと走る…、そのための実用車として、必要にして十分な高質のクルマに仕立て上げた、もし、それを疑うなら、ぜひ現行のクラウンを走らせてみて欲しい。トヨタはそう言いたくて、あのピンクのクラウンを市場に投入したということを理解する必要があるように思います。  では、今後のクラウンはどうなるか…。実はトヨタの本部でもまだ答えを持っていないそうです。細部をすべて改良に改良を加えて高度に質の高いやや大ぶりな小型実用車として成熟させてきたクラウン。成熟度で言えばもうそろそろ限界、あとはこのままさらに顧客層を広げてクラウンとして残って行くか、あるいは、どのみちメルツェデスと肩を並べ得ないレクサスの廉価モデルに併合してしまうか。  とはいえ、そこには、まだまだ前述のような中小企業の企業主や、あるいはお役所といった根強いニーズを無視できない難しさもまたクラウンは背負っているのです。まあ、いずれにせよ、クラウンといった車種は、ただ単にクルマ好き…といった視覚から論じるだけでは論じきれない深い宿命を背負った、日本のスタンダードのひとつなのだと言っていいと思います。

その他の回答 (6)

  • UROIUSH
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回答No.7

文字通り、伝説となる・・・

noname#193792
noname#193792
回答No.5

未来など無い

  • localtombi
  • ベストアンサー率24% (2911/11790)
回答No.4

デザインが“なんちゃってレクサス”になっているところをみると、レクサスの下位グレードを相当意識しているように思います。 ですがトヨタとしては、“クラウンだったらレクサスにしようか”という顧客の出現・定着化はどうしても避けたいところだと思うので、「やんちゃ中年路線」でデザインも走りも特化していくと思います。 もはや“いつかはクラウン”は死語となってますから、「レクサスの踏み台」として独自路線を歩むことでしょう。 クラウンをどうするかは、=合わせてレクサスをどうするかと同義です。 レクサスとクラウンの溝をもっと広げていかないと、カニバリがますます激しくなりそうです。

回答No.3

”元”トヨタの高級車カテゴリー でもその地位はレクサスに奪われた 既に存在価値は無いのにトヨタブランドの高額車として作り続けるために、ひたすら迷走しているゴミ車 トヨタの上層部が技術屋でもなく、客の趣向もよめず、かといって貫くべき理念も持ち合わせていない事の証明

回答No.2

ピンク色から、さらにキティちゃんとかディズニーとコラボ、はたまた萌え絵の痛車に進化!

  • Maman_R
  • ベストアンサー率8% (4/49)
回答No.1

クラウン・ガンダムになってるんじゃないかな?