電磁波というのは電波ということでいいですよね?
ご存知だとは思いますが、可視光や赤外線も電磁波ですので「電磁波を遮断する」というと
「液晶モニタを見えなくする」と同義になってしまいます。
iPhoneにしてもAndroid端末にしても、電波を遮断した状態で使うことは不可能です。
電化製品、特にデジタル回路を使っている電化製品は高周波で動作するため極超短波の電磁波が多少なりとも出ます。
これは間違いありません。
電磁波を遮断するには金属で周りを囲まなくてはなりませんが、
あなたの言っている「カバー」はiPhoneを完全に覆っていますか?
答えはノーだと思います。恐らくそのカバーは電磁波を遮断できていません。
それではスマートフォンから出る電磁波を全て遮断したらどうなるのか考えてみましょう。
電波による通信が出来ないのでインターネット、メール、電話等の通信はできなくなります。
圏外の状態を想像していただけると解ると思います。
もう一度お尋ねします。カバーを付けた状態で圏外になりますか?
ここでご質問になっている「電磁波を遮断するグッズ」とは、そもそもまがい物ではないか、と私は考えます。
装着すると圏外状態になるカバーなんて実用性がないじゃないですか。
特にスマートフォンは通信してなんぼの機械です。通信しないならその価値が半分も生かされません。
質問者さんは恐らく電磁波に対してかなり気を使われている方だと私は感じました。
ただ、私は少し気遣い過ぎなのではないかとも思ってしまいます。
電磁波が身体に及ぼす悪影響が無いかと聞かれたら、それはノーと答えます。
電磁波と言えども物体を完全にすり抜けることは出来ないのですから影響は起きます。
話題がそれまして、私はアマチュア無線をやっています。
UHF(極超短波、地デジと同じような周波数)で交信しているのですが、
交信する相手はお年を召している人の割合が多いです。(皆さんしっかりしています。)
なので実体験として多少電波を浴びているか否かが健康に大きな影響を与えるとは思いません。
ただ航空用のレーダー施設等、極超短波以上の周波数で大出力の場合は話は別です。
送信状態で至近距離に居ると高周波やけどを負ってしまうようです。IHと同じ原理ですね。
電磁波は目で見えないのに大量の情報を送ったり、食べ物を温めたり、とても便利な道具です。
とても便利でありふれているのに知覚できない。よく分からない技術だからこそ悪影響を懸念するのではないでしょうか。
これは人間が本能的に暗闇を嫌うのと変わりません。
暗闇を毛嫌いしてもしかた無いではありませんか。
より電磁気について知ることによって、何がどれぐらい怖いのかがハッキリするんじゃないかと思います。
説教臭い回答になってしまいました。最終的に質問の本題についての答えでも無くなっています。
しかし、技術屋を志す私にとって「電磁波」という言葉に恐怖心を覚えさせ、利用する商売が許せません。
その一心で回答しました。どうか公平な知識を得て下さい。
p.s.
電磁波を遮断するケースですが、自作できますので作り方を書きます。
1.アルミホイルを適量用意する
2.端末本体に巻きつける(出来るだけ分厚く隙間なく)
以上で完成です。ふざけてません、真面目に答えています。
このケースなら電波はおろか可視光線まで遮れますよ。