男性向けなら可能かもしれませんが、女性向けではほぼ無理です。
男性向けの傾向
・ファンは作家に付く(ジャンルを変えてもある程度は売れ続ける事が可能)
・ジャンルの変異が激しいので一冊の同人誌が話題になるとマイナージャンルでも一気に火が付く事がある
・販路が広い(同人誌専門店以外にアダルトショップにも委託が可能、DL販売も盛ん)
女性向けの傾向
・ファンはジャンルに付く(ジャンルを変えると売れる冊数がが1ケタ違う事もザラにある)
・マイナージャンルの芽が出にくい
・販路がせまい(委託先は同人誌専門店のみ、DL販売は売れにくい)
実際に女性向けで活動する場合、参加するイベントはGWの春コミ(スーパーコミックシティ)、夏コミ、冬コミ+オンリーがあるジャンルであれば秋ごろにオンリーの年3~4回というスタイルが主流です。
上記のイベントに加えて余裕がある人は夏冬のコミケの後に大阪で開催されるスーパーコミックシティに参加します。
以上のイベントで必要になる経費を計算してみましょう。
仮に年3回参加で一回に2種類、年間で計6種類の本を出したとして計算します。
(1)サークル参加費…諸費用含め1回9,000円×3回=27,000円
(2)交通費…都内在住として年間6,000円程?
(3)イベント中の食事代…年間5,000円
(4)売り子さんへのお礼や食費…年間30,000円
(5)B5サイズ36Pの本×400冊の印刷代…約70,000円×6冊=420,000
ざっくり考えて約488,000円ですね。
地方在住ならもっとかかります。
女性向け同人誌だと一冊500円前後が主流ですので、
500,000 + 488,000 ÷ 500 = 1,976
単純に年間1,976冊売り上げればいいことになります。
年に6冊本を出すので6で割って…
1,976 ÷ 6 = 329冊
1冊あたり329冊売れればいいわけです。
329冊って聞くと簡単に聞こえるかもしれませんが、女性向けでマイナージャンルだとプロでも500冊は売れません。
逆にメジャージャンルであればそこそこのレベルでもこれくらい売れたりします。
それだけ女性向けはジャンルに左右されるのです。
ちなみに私は現在マイナーとメジャーの中間くらいのジャンル(イベントで200spくらいの規模)で活動していますが、最大手の友人で委託も含め300冊あれば事足りるそうです。参考までに。
お礼
お礼遅れまして申し訳ありません! 詳しく金額まで出してくださってありがとうございます。とても参考になります。 やはりじっくり考えた結果、同人は趣味の一環としてゆっくりのんびりやることに決めました! 1番詳しく書いていただいたNo3さんをベストアンサーにいたしますね。 ご回答ありがとうございました。