主人がニットアパレルに勤めておりますので聞いた所、鉤針編みの機械は現在でも工業用で無いと言うことでした。
技術的な事もあるのかもしれませんがそもそも開発する気も工業用は需要を考えて?らしいです。と、言うのも鈎針など人手が頼りな製品は現在ほとんど中国で生産されておりますが人件費など入れた工賃を考えても中国奥地で生産をされていたりして、その工場の従業員の教育レベルや(お分かりだと思いますが能力が無いのではなくて進学する経済状況、環境ではないためにです)環境などで機械を導入してもそれを使いこなせないという事で返って手でやったほうが早いという事が多いようです。現在でも鈎針に限らず機械が日本では一般的なことでも中国だと返って手作業よりコストがかかる物が多いそうです。
それでも市場からの要求があって将来的に見据えても開発して、工員の教育をして、採算が見込める物なら良いのですがたとえ作ったとしても鈎針の物は1年のうちで販売期間も少ないですし流行もあって稼動されない時期も考えられますし、何でも開発当初は商品に開発コストがかかってくる物ですがすでに市場で安価で出回っている商品を高額で出す事は出来ないということで必要性を感じないみたいです。
鉤針編みでする地柄やレースっぽいパターンメッシュなどそれらしいものはすでに機械で表現する事は出来ますし付属のレースなども機械でしていますのでそれらを使ったりすれば近い物が表現できるかもしれませんがコストが10倍かそれ以上かかるし平面的で手編みの立体感難しいですよね。
その辺を考えると工業用からは出来るのは採算重視な分難しいかもしれませんね。返って家庭用からの方が見込めるかもしれませんね。
お礼
ご回答ありがとうございました。書いてくださった内容が知らなかったことばかりでしたので、大変勉強になりました。私は機械化されると合理的でプラスになると単純に思っていました。 「日本では一般的なことでも中国だと返って手作業よりコストがかかる物が多い」という実情もまったく知らなかったので、すこし驚きました。もし家庭用のかぎ編み機ができたとしたら、いったいどんな形なのでしょうね。 ご回答くださり、ご主人様にもお礼申し上げます。ありがとうございました。