彼のやり方については「理屈っぽく見せてるけどいい加減」だと毎回思います。
大家族番組ってあれこれあるけど、収入面で気合を見せるとか、生活環境を変えることはしない(まぁできないけど)など、どこか最低ラインで子どもに対する義理を果たしていたと感じます。
しかしこの人は、手に職がある事を過信してコロコロ転居転職を繰り返し、放映されることでその自信の元である仕事にも常連がつかないですよね。私も整体通いの身ですが、あんないい加減な揉み方でいつ予約が取れるかわからないような清潔感の乏しい雑な所には話のネタ以外に行けません。
また、個人の空間や時間が持てないのはどの大家族も同じですが、自分の立ち位置まで親の気まぐれに振り回される子どもたちには同情を禁じ得ません。
今回、保健室登校の娘がいい例ですよね。転勤族の子どもは小学校の高学年から中高生を過ごした地域に思い入れが強く残ると思いますが、その時代をまるまる不安の中で過ごしています。登校してるだけ立派です。それを「当たり前に登校してくれたら、当たり前の親として安心」(でしたっけ)なんてどの口が言うんだか。
末っ子の妊娠中からくだらないことでケンカする割に、大事な事には腫れ物扱いでタブーを作って嫌~~~な雰囲気を夫婦して作った挙句の別居。テレビで見てたって「あぁこの人たちは思いやりの心が足りない同士で結婚したから我を張ることしかできなくて直に離婚だね」と思うのです。多感な娘さんが何を感じ、毎日を気を使っていたか気の毒で気の毒で。
同居したい奥さんも「どうしたらいい?」と本質がまるでわかってないし。
俺はこういう人間だ??笑っちゃいます。そんなんで説き伏せられるのは気の毒な人と頭の悪い人だけだっつーの。
普通の幸せが欲しい?普通の人は16で子ども産んだり、5人も産んで離婚したり、放浪癖のある人と結婚なんかしないし、人ん家に行って即つまみ立ち食いとかしないし、言葉遣いも躾を受けています。残念ながらその機会に恵まれなかった彼女に『普通』は難しい。
そんな番組をなぜ見てるか。
平凡で普通の生活に閉塞感を感じる事がありますが、あぁ普通って大切なことだ、と振り返る事ができるからです。