日本では、基本的にはできません。
アナログ放送時代のもので、それが壊れないうちに中身を移したいというのであれば
DVD-Rを介してパソコンに取り出すことはできます。
ごくごく一部のものは、普通にWindowsネットワークに接続できるものもありましたが
それが一般化する前に、地デジでの暗号化義務で、ネットワーク機能は一旦、放送業界に潰されました。
家電メーカーのこの数年の不調には、海外と共通の設計ができない状況も影響しているのかもしれません。
ともかく、アナログ時代のものもほとんどの場合は、ネットワーク接続やUSB接続には対応していません。
(本来は機種名を明確にして、仕様を確認する必要があります。説明書PDFがメーカーにあることもあります)
日本の地デジ世代のものも、DTCP-IP対応クライアントソフトを使えば
DLNAサーバーを介してパソコンやスマフォでも視聴できますが…
単純なファイルコピーや、YouTubeダウンロードのような手法では保存できません。
正確には、保存しても、絶対再生できないデータファイルとなるだけで意味がありません。
CPRM対応のDVD-Rを介してPCに読み込むことはできますが
CPRM解除は違法で、その機能のソフトの流通は幇助は違法行為となります。
つまり、DVD-RやBD-Rで保存するのが現状の標準的な保存方法です。
ただし、DVD-Rなども保存状態が悪ければ、そのうち読めなくなるので悩みどころです。
日本式地デジでは、内蔵HDD,外付けHDDを問わず、HDDへの録画物は
本体の故障や買い替えで、録画物を維持することができません。
外付けHDDを別の機器に繋いでも、認識しないようになっていますし
認識したとしても、再生はできないようになっています。
メーカー修理でHDDではなく、制御基板が交換された場合にも
再生不能になる可能性があります。
パソコン用の録画システムの場合も、同様の制限があり
またパソコン自体をそのままに、中のWindowsをリカバリーしたり再インストールすることで
パソコンで録画したものが、再生不能になったりもします。
どちらかというと、パソコンのほうが家電よりも不安定な側面もあるので
日本での地デジ録画については、パソコンでやる利点は…
無いとは言いませんが、アナログ放送時代の256分の1くらい劣ります。
先行した米国やその他の地デジ導入済みの国では
そういった暗号化義務が無いため、非常に便利になっているはずですが…
日本だけがDTCP-IPを重用する形になっているので
DTCP-IP対応ソフトが開発されにくかったり、ことさらに不便になっています。
お礼
ありがとうございます。 パソコンも万能ではないのですね…。