上海から銅陵への直通列車は存在しません。
なので鉄道だと乗り継ぐ必要がありますが、日本のように簡単にはいきません。
上海から南京までは高速鉄道があるので気軽に行けます。しかし南京から銅陵まででも列車は１日に３本しかなく、また一般的な日本人が問題なく利用できるのは朝９：２０に南京を出るＴ７７７７次という軟座(１等座席)のみで編成された短距離特急のみです。
これは日本から行くことを考えると上海ないし南京で宿泊が必要だということです。日本から飛行機で飛んだら、朝９時台に南京を出る列車には当然ながら乗れません。
上述の列車以外の２本は夜に南京を出るのですが、いずれも寝台連結長距離列車の区間利用で、しかも深夜１時台とかに到着なので、現実的ではありません。
もし鉄道で銅陵へ行くのなら、まず中国入国日は上海に泊まりましょう。そのうえで２日目の朝６時台ないし７時台の高速列車に乗って南京へ。南京からＴ７７７７次で銅陵でしょうか。
南京での乗り継ぎ時間を少なくとも３０分は取るとして、
Ｇ７００２次 上海７：００→南京８：３８
商務座：３０７元 １等座：２２０元 ２等座１４０元
Ｔ７７７７次 南京９：２０→銅陵１２：３３
軟座：５０元
上海南京間の高速列車は上海側では上海駅・上海虹橋駅(高速鉄道専用)、南京側では南京駅・南京南駅(高速鉄道専用)に発着駅が分かれています。南京での乗り継ぎを考えると南京駅到着にしなければなりません。
上述のＧ７００２次は書いた通り南京駅着で、上海では上海駅発です。
なぜこんなややこしい事になるかということ、上海南京間には同区間のみの滬寧城際鉄路と北京まで続く京滬高速鉄路が並行してあるからです。滬寧城際鉄路は発着駅が上海・上海虹橋・南京であるのに対し、京滬高速鉄路の列車は上海虹橋・南京南発着となっています。
現地での行動ですが、まずホテルは上海駅近くにし到着後は駅の切符売り場で切符を購入してください。上海→南京も南京→銅陵も同時に上海で購入できます。(南京→銅陵は他都市発券手数料５元が徴収されます)切符売り場は手数料５元で販売する代理販売所が市内各所にありますが、だいたい１７：００
～１８：００には閉まってしまうので、上海到着時間によっては駅でしか買えません。(駅は２４時間営業)
なお中国の鉄道はすべて実名制が導入されているので、切符購入時にはパスポートを出す必要があります。(切符にパスポート番号が印字されます)
直通で行きたい場合バスになります。唯一公式サイトがある上海南バスターミナルからは朝７：５２発で所要時間６時間半、料金は１１８元となっています。
他のバスターミナルは真偽不明のバス時刻検索サイトになりますが、１日にそれぞれ１～２本あるようです。料金や所要時間は似たようなものでしょう。
