Digi'Came' は 数十秒 (或いは数分) 以上 Shutter を開けっ放しにした Bulb 撮影を行なうと Noise (輝点) がたくさん出てしまって星なのか Noise なのか判らなくなってしまいますので、一般的には数十秒以下の Shutter 時間で何十回も Shutter を切った画像を重ね合わせて線状に星の軌跡が写った 1 枚の写真に仕上げます。
この手法は Composite 合成と呼びますが、Animation の Cell 画合成のように PC (Personal Computer) Software で重ね合わせて行きます。・・・Camera の方向は固定されていますので、重ねあわせそのものは手動で行なっても難しいものではありません。
Film Camera では 30 分とか数時間の Bulb 撮影を行なっても綺麗に写りますので、私は愛用の PENTAX K-r Digital SLR (Signle Lens Reflection:一眼レフ) とは別に、Bulb 撮影専用に用いるために中古で購入した PENTAX M-x Film SLR Camera も用いています。
最近の Digital SLR Camera では 1 分毎に 30 秒の長 Shutter 撮影と 30 秒の Noise Reduction 動作を繰り返す Interval Shutter 機能などが付いた Camera もあるのですが、1 時代以前の Digital Camera では腕時計と睨めっこしながら何時間も寒空の下でまんじりともせずに座っていなければならないことから星の軌跡を写すのであれば Flim Camera の方が楽ですね。
1 度、都内の公園で Building の灯と星の軌跡を一緒に PENTAX K100D に撮り込もうと 1 時間ほどの手動 Interval 撮影に挑戦したことがあるのですが、巡回中の警察官に声をかけられるわ(笑)、寒いし暇だしで 1 度限りで根性が失せてしまい、翌日から PENTAX M-x Black Model の中古を探し始めた記憶があります。
SONY や CANON の Digital Camera でもやり方は全く同じで、星の輝点が長時間 Shutter で流れて行くことから Lens は明るいものを選ばなくても大丈夫ですし、ISO 感度を高めに設定する必要もありません。・・・ISO 感度を高くすると逆に Noise が出易くなります。
私の場合は Orion 座の流れる姿を撮りたかったので PENTAX K100D に付けた SIGMA f17-70mm F2.8-4.0 DC MACRO Lens を Orion 座全体がちょうど収まるよう f30mm (35mm Film 換算 f45mm) ほどにした開放 F 値 (F3.5) にし、ISO 100 で Noise Reduction 動作付き 15 秒 Shutter を約 1 分間隔で繰り返しましたが、寒いので Shutter 間隔は+-10 秒くらいの偏差がありましたし、警察官に話しかけられたりもしましたので、Shutter 間隔はかなりいい加減でしたが、結構上手く撮れましたよ。・・・でも、寒くて辛いので 2 度目以降は M-x で Bulb 撮影しながら、本人は K-r を手にして付近をぶらぶらしながら他のものを撮影する方式にしています(笑)。
望遠 Lens で M42 星雲を撮影するなんて状況では細かい輝点が Noise として消されないよに Noise Reduction を Off にするのが基本ですが、Bulb 撮影で星の軌跡を写す時は暗い星まで映ってしまうとゴチャゴチャして何が何だか判らなくなりますので Noise Reduction On を基本にしています。
Composite 合成 Software は持っていないので、唯一自前で購入した Classic MacOS 時代 (OS7.6 時代) の古い Adobe Photoshop 3.05 で合成しましたが、上述のように Camera 方向が固定されていることから単純に一定の輝度以上となる Data を重ね合わせるだけで良く、Photoshop の使い方を知っていれば安価な Photoshop Elements などでも簡単に合成できますよ(^_^)/。
でも、一番簡単な方法は Film SLR Camera に広角 Lens を付けて Bulb 撮影し、出来上がった写真を Scanner で Ditial Data 化することですが(笑)・・・。
お礼
回答ありがとうございました。