Longhornの登場はほぼ確実に2006年から7年です。当初予定のBlackcomb製品群が登場する頃と同じ時期でしょう。まあ、そのせいか知りませんがBlackcomb自体は既に現サーバーの拡張技術として提供することに決まっていますので、事実上単体品ではなくなっていますが・・・
Q/今持ってるWindows系ソフトがXPまでの対応なので
ロングホーンOSでは対応されていないという事で使えなくなるんですよね?
A/基本的にはWindowsXP対応のソフトであればだいたいは使える設計を目指しているはずですよ。LonghornはWindowsXPのメジャーアップバージョンではありません。コアカーネルは5,x世代(たぶん5,5のはずです。ちなみにXPがNT5,1)ですからね。ただ、AvalonやWinFSがそれに乗っかるだけで、エミュレーション技術が拡張されますから、その部分の完成度次第でしょう。マイクロソフトはエミュレート技術を高めるために某社を買収しましたからね。
Q/新しいOSにこだわらないという場合、今XPを買っていいと思いますか?
A/欲しいときに買うのが一番です。ただし、現在のWindowsXP Homeはサポート期限がだいぶ短くなっており、微妙ではある。今年の暮れまでに買わなければ2年もサポートがないはずです。PROの場合は延長サポートを受けることが可能ですが・・・
Q/新しいOSは何が期待できるのか全くわからないのです
A/3Dユーザーインターフェースの採用。
新しいファイル管理システムの搭載によるクイックアクセス及び簡略な操作での整理が可能になる。
データベースソフトとの互換性向上。
64bit対応の拡充。
GDI+のDirectXへの統合。
新しいセキュリティモードの追加によるシステム管理モードRing-1の搭載。
新しいAudio技術HD-Audio(Azalia)の正規サポート。
Mt.rのサポート。
等が予定されています。
Q/XPってそんなに重いんですか?
A/そうでもないでしょう。古いパソコンにXPを入れるとかなり重い。動作が遅いです。ただ、最新のPCに使えば、Windows2000で最新のCPUやグラフィックスを使うより高いパフォーマンスを発揮する場合もあります。これは、Pentium4のHyperThreadingや7,1ch-Audio技術、DirectX9,0グラフィックスなどがそうですね。
これらに対しては、WindowsXPでないと最高のパフォーマンスが発揮できない点もある。
Q/ソニー大丈夫だと思いますか?
A/お好きなら良いのではないかな。壊れやすさはブランドやメーカーで決まる物ではない。よほどダメな製品なら昔のSOTECのようになりますからね。ソニーにそのような傾向はない。
Q/重いというのはメモリとpentiumMのメモリで解決する事です・・・よね?
A/意味が分からない。メモリを増やして動作が重くなくなるということかな?PentiumMというのは、ノート専用設計のCPUですね。それが動作の重さと何の関係があるのかな。PentiumMはモバイル向けにパフォーマンスを最適化したプロセッサのことで開発名Baniasと呼ばれるプロセッサです。極端にパフォーマンスが高いわけではなく、クロック当たりの性能が高いということと、電力の消費が少ないというのが強みです。別にPentiumMなら必ずWindowsXPを快適に動かせるわけではない。快適かどうかは周波数とCPU以外も含めた全体パフォーマンスによります。
Q/XPってそんなに使い勝手が悪いですか?
A/人それぞれです。これに慣れることが出来なければ、ずっと新しいOSは使えないですね。慣れれば大したことはないですが、それまでは躊躇する点もあるかもしれないですね。まあ、あきらめないことと、どうしても慣れないならクラシックモードを使えば良い。
Q/バグってフリーズするって事ですか?
A/バグとは虫のことです。その昔コンピュータに虫が入り込んでコンピュータが故障したことからコンピュータの欠陥に関係することをバグといいます。特に現在ではソフトウェアの欠陥、問題点をバグという。人間がプログラムすれば、複雑であればあるほどプログラムに記述間違いが生じることがあります。そこが、安全を脅かす間違いだったり、ソフトを動かなくする(フリーズ)ような記述だったりすることもあります。バグはフリーズに限らず、欠陥、問題のある部分全般を指します。
Q/XPもしょっちゅうフリーズするんですか?
A/しません。WindowsXPはシステムサービスがRing0の制限領域にあるためフリーズが発生するときはよほど致命的な問題が発生したときに限ります。例えば、本当に深刻なバグがあってプログラムが正常に動かない、OSに動作権限を委譲できないなどの場合(ウィルスも含む)や、よっぽどたくさんのソフトを同時に起動したとき、ハードウェア構成をOS管理に支障を来すほど大きく変更したときなどに発生します。
それ以外では発生する可能性は低い。
Q/98でもフリーズはありましたが、それはシステムリソース不足からくるものだったのですよね?
A/それもありますが、それだけではないですね。
9xカーネルはそもそもRing0ではなくRing3のユーザーモードでコアカーネルが動作しますからね。リソース問題もありますが、中枢プログラムがどんあアプリケーションソフトでも手の届く範囲にあるため、アプリケーションソフトに異常が発生するとコアも停止するという間抜けな作りがある。
XPや2000などのNewTechnologyカーネルは、決してWindowsの上で動作するアプリケーションが直接コアに刺激を与えないように設計されています。
他にもWindows9xは16Bitで動作する命令群をベースにその上に32bitのプログラム群を乗せている設計。わかりやすく言えば小学生が中学生をおんぶしているような不安定な状態。WindowsNTは小学生を高校生がおんぶしているような形、▽では倒れやすいが△では倒れにくい。そういう違いがあるのです。リソースはそのような部分から生まれたものです。
お礼
すごく専門的で解りやすい回答ありがとうございます! 98のマヌケな仕組みがよくわかりました。 ちょっと調べても解らない用語あったんですけど・・・ コアカーネルってなんですか? それと、「快適かどうかは周波数とCPU以外も含めた全体パフォーマンスによります。 」って実際カタログ見たときどこで判断できますか?周波数は少し解りますけど、全体パフォーマンスってどうやって見分けるんですか? ソニーのバイオノートPCG-TR3/Bに外付けDVD-RWとHDを増設してVHSビデオの編集をしてDVDを作るっていうのは快適に動作しますか?勿論、XP搭載でPentiumM1GHzと1GBのメモリを積んでの話です。 こんなに小さなPCにはやっぱり無理…ですか? DVD編集が終わったら、後は気楽にモバイルして使いたい ので、これくらい可愛いのがいいなと思ったのですが… この98が壊れる前に買う必要があるので、XP必ず買います。 ただ、このPCでしたい一番の重い仕事は、古~いビデオのDVD編集ダビングです。それ以降は、辞書代わりとMacの画像確認とネットくらいだと思います。 動画編集って大きなディスプレイじゃないと難しいですか? それと、私の古いビデオって16年くらいのものもあって、その歌番組などが、トラッキングボタンを何度も押さなきゃノイズ?のような物が邪魔でまともに見られません。 でも、ボタンを離すとすぐに戻ります。 おまけに画像が乱れてる時は、音は聞こえますが、トラッキングボタンでノイズを大分端にずらせて画像がちょっとは見えてきたところで今度は全く音が聞こえなくなるんです。こんなビデオでもなんとか調整して編集してDVDに入れられますか?なんだか、問題からズレてきてすみませんが…お願いします。 それともDVDレコーダー(?)を買ったほうが綺麗にDVDに以降できるんでしょうか?どっちにしてもPCは買いますが…