>電気代が安い暖房器具
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電気代と暖房能力の対比で言えば→「超省エネタイプのエアコン」をお勧めします。
<前提>
地域・住居の状況(木造・鉄筋、戸建・マンション)・お部屋の広さ・冷暖房負荷(窓の広さ・断熱材・天上高さ)・使用時間・目的(メイン暖房・サブ暖房・パーソナル暖房)が分からないと、正確には比較判断を出来ないですが・・・
それと、コストの定義ですが、光熱費つまりランニングコストを指しておられるのでしょうか、それとも購入費や工事費のイニシャルコストやランニングとイニシャルの合計の総コストを指しておられるのかでも表現・評価は異なってきます。
単純に、言えば
◇ランニングコスト(電気代)
エアコン(ある程度の省エネ対応モデル)<電気ストーブ、電気ファンヒーター・カーボンヒーター・セラミックヒーターと成る。
※以下はファンヒーターをFH、ストーブはSTと略su.
※電気・カーボン・セラミック・遠赤外線等のFHは簡単に言えば、発熱体の材質や熱伝導の方式の違い。
※それらの電気ストーブやFHは、エネルギー消費効率(COP)は1であり、いずれも同じ
一方、エアコンのCOPは4~6と言うことは同じ暖房の仕事をしても消費電力が1/4~1/6であり、簡単に言えば消費電力量に平均的な家庭の電気代単価23円/kwhを掛けた分が効率≒電気代の差と成るからです。
◇イニシャルコスト(商品の価格差)
電気ストーブ<電気FH<セラミック&カーボンFH<エアコン
※ただし、暖房能力が全く違うので単純比較は出来ず、さらにエアコンには冷房・除湿機能等のオールシーズンの空気調和機です。
<エアコンを勧める理由>
寒さの本番はこれからですので暖房機は快適な暮らしに欠かせない必須アイテムですね・・・。
その暖房機ですが、使用環境(地域・お部屋・使用時間)、感性(熱源・熱伝導方式・目的・コダワリ)等で、たくさんの種類・商品の中から選ぶ事に成ります。
◇熱源
電気・ガス(都市ガス・LPG)・石油・その他(薪・練炭他)
◇熱伝導の方式の違い
対流:
暖められた空気が上昇し、冷たい風が下部に潜り込む事で、部屋の空気が攪拌を繰り返して徐々に暖まる。
この時に、自然に空気の温度による比重差で対流する自然対流式と、送風ファンで強制的に対流を起し、スピードや温風の到達距離を長くする強制式対流に区分される。
*ストーブ・オイルヒーター<自然対流>
送風音なし・温風の吹かれ感なしは良いが、部屋全体の暖房には時間が掛かり機器の付近と他の場所の温度差が出易い。
*セラミック&カーボンFH・エアコン<強制対流>
送風でスピード暖房・送風音や温風の吹かれ感が嫌われる事もある。
輻射(反射):
暖められた発熱体から、近赤外線や遠赤外線が発生し、身体の皮膚や温点を刺激して暖かさを感じる。
基本的に無音・無風と成る。
パネルヒーター
伝導:
発熱体に直接に接触して熱を伝えるので無音・無風で快適だが、部屋全体とか接触面以外には暖感が伝わり難い。
電気カーペット・床暖房
◇目的
主(メイン)暖房:
お部屋の温度を快適にする為の能力を持つ暖房
副(サブ)暖房:
主暖房と組み合わせ(併用・又は主暖房で暖まった状態のキープ)て使用。
単独ではお部屋を適温にする能力は無い。
パーソナル・局所暖房:
特定の場所、人を暖める。
◇暖房機へのコダワリ
暖房能力・ランニングコスト(維持費)・イニシャルコスト(機器&設置費用)・暖感(無風・無音・乾燥)・モバイル性・燃料供給の手間・デザインetc
そこで、ご質問の件ですが・・・
お部屋には、メイン暖房機としてコストの安い暖房機と言う事ですから、エアコンになります。
むしろ、エアコン以外はサブ暖房機&パーソナル暖房機であり、お部屋を暖めるには力不足であり、COPからはドライヤーでお部屋を暖めるような物で非効率、電気代がエアコンで1万円の使用されるケースでは4万円程度は掛かりますし、数台の同時使用でブレーカーダウンの可能性もあります。
エアコンの※現在の超省エネタイプですと、暖房能力は電気STやFHよりも最大で6倍程度で急速に快適温度に成り、安定時は1/3程度の運転もインバーター&PAM技術で制御してくれます。
よりも大きく、維持費はエネルギー消費効率「COP:出力(KW)/消費電力(KW)」が3.0~6.3程度もあり、簡単に言えば電気STやFHのCOP(効率や力率、ロス分を除いても)が1.0以下ですから、簡単に言えば3~6倍も効率的です。
※エアコンはカタログや取扱説明書に記載の暖房時期間電気消費量kwhに平均的な家庭の料金単価23円/kwhで求められます。
石油機器はエアコンと同じ暖房能力で比較するには、カタログの燃料消費量/kwに灯油の購入価格単価を掛ければ出ます。
逆に言えば、同じ暖房をする時のランニングコストが1/4~1/6となり、、エアコンの省エネグレードにもよるが、一般的にはエアコンが能力的には高く、お部屋の温度を素早く上昇出来、非常に経済的でも有ります。
但し、エアコンは設置工事が必要であり、移動の出来ない点や、吹き出し温風の温度や機器と使用者の位置が離れている点がメリットです。
オイルヒーターは電気暖房,カーボンヒーターも発熱体にカーボンを用いて遠赤外線効果(身体の内部にある温点に到達し刺激する)
不燃性の鉱物油を電気ヒーターで加熱して、そのタンク表面を室内空気と熱交換する。
自然対流で熱伝導しますので、無音・無風の心地良さは有りますが・・・
カーボンヒーターも炭素素材を発熱し遠赤外線の多く含んだ熱線を放出する以外は電気ST又はFHと同様です。
暖房能力の不足、電気代の高さ、スピード・均一温度の面から部屋暖房には適しません。
特殊な用途:赤ちゃんや老人、病院やホテルでの→安全安心、フル運転等には向きますが、「電気代=ランニングコスト」はCOPが1であり、同じ仕事をするのにエアコンの4~6倍も掛かり、ブレーカー容量から暖房能力も適室表示が出来ない(1.2kw)程度、自然対流方式と能力面からは、必要な時間の前に予熱を早目から運転しておかないと、お部屋が暖まるまでに相当な時間が掛かります。
これは、熱損失(ロスや運転効率)を考慮しなくても、エアコンは省エネタイプであればエネルギー消費効率(COP)が4以上、超省エネタイプですと6以上もあり、同じ仕事量をすれば消費するコスト(電気代やガス代)が1/4~1/6で済む事になり、使用時間&年数が長くなれば、ランニングコストの差でイニシャルコストの差は償却・ペイし、その後は、毎年、同じ暖房に対し、維持費差がお得になる訳です。
さらに、冷房・除湿はエアコンでしか出来ませんので、1台で年間利用が可能であり、除湿や換気や空気政情機能も搭載した商品もあり、お部屋の快適性の面でもエアコンが優れております。
※COP=冷暖房の仕事量(kw)/その時の消費電力量(kw)で表します。
例えば、マンション7畳は気密性が高いのですが、室温とご希望温度との差が不明ですが、平均的なオイルヒーターの暖房能力MAXで1.2kwからはエアコンで希望温度へ暖めてからの室温維持が精一杯だと思います。
エアコンの定格条件→外気温度7℃を20℃に保つのは実現が難しいです。
ex、1.2kwのカーボンヒーターを1日、10時間運転で1ヶ月使用すると
1.2kw×10時間×30日×23円/kwh=8,280円/月も必要です。
複数台の使用ですと台数(4台)の場合には33,120円必要。
それと、お部屋の断熱性能・気密度の問題があります。
通常でも、お部屋の床面と天井面では高さが2.4~2.7mとすると、約7~13℃も空気層の温度が空気の比重差で出ます。
さらに、熱源&暖房機からの距離で温風の到達距離の関係から、温風の捲くれ(上昇気流と冷気の潜り込み)で温度差が出ます。
従って、暖房機だけを能力を大きく、フルパワー運転を続けても、場所や個人にとっては十分な快適さや暖感を満足させ得ず、暖気の逃げによって非常に大きな熱ロスが出ます。
対策としては、間仕切りや厚手のカーテンによる断熱性アップ、サーキュレーター&シーリングファン(扇風機を天井に向けて利用も可)で天井や窓や壁からの熱ロスを防止したり、天井付近の暖気溜りを攪拌して足元へ移動させる空気攪拌(お部屋の均一温度化)も効果があります。
それと、体感温度の問題も重要です。
例えば、暖房によって温度24℃・湿度35%になっている部屋と、加湿器により調湿された→温度22℃・湿度55%の部屋は同じ体感だと言われています。
これは、湿度10%が約1℃に相当するとされているからです。
同じく、風0.7m/sが体感では約1℃に相当します。
そこで、強制対流のエアコンと輻射や伝導の方式の暖房機を組み合わせる事で、TPOに合わせた使い分け、使いまわしにより→風の出ない(送風音も無い)、快適性と省エネにも効果的だと言われております。
<但し、温度変化の大きい時(暖房停止)や、外気と接する面(サッシや壁)での結露には、別途、留意してください>
お礼
僕は部屋全体よりも、背中などが暖まればあとは厚着をするなどすれば大丈夫な環境です 電気ひざかけもはじめて知りました、電気代がいくらくらいか興味があります 断熱ですが、やはりカーテンをつけてない窓があると冷えやすいでしょうか? 回答ありがとうございます