>1.マイナスピッチがよりマイナスだとロータの回転は高い?低い?
実際オートロ時のデータをテレメトリーで取ってみるという方法でもしないと
正確な事は言えませんが、マイナスを大きくとった方が回転は高くなる筈
です。ただ2種類のシミュレーターで-3°と-7°等にして実験して見るとメイン
ローターで100rpm程度の差しか出ませんでした。降下速度とそれによる相対
ピッチとの関係でもあるので一概にどうなると言えない難しいところもあります。
マイナスが大きくとも下方からの速度が上がれば、空気流との相対ピッチとして
同じになるあたりで加速領域(オートローテーション領域)と減速領域(プロペラ
領域と失速領域)の増・減速が釣り合って一定回転に落ち着くので、この状態に
なる範囲のピッチと回転数の組み合わせはそう広くないことによると思います。
>2.マイナスピッチがよりマイナスだと機体の降下スピードは早い?遅い?
これは明らかにマイナスピッチが大きい方が降下は早いです。むしろラジコンヘリ
でのマイナスピッチの大きさは降下速度の調整のために増減させるものと思った方が
いいかもしれません。
>3.機体の重量が軽い時はマイナスピッチ多め?少なめ?
降下速度とも関係し、軽いと同ピッチなら遅くなるので降下率を同じにしたいなら
ピッチは深く、大きめのマイナスに結果としてなると思います。
降下が早すぎるのでしたらマイナスを減らす方向でいいと思います。よく機体
データでオートロ時の下ピッチをマイナス6°~7°あるいはそれ以上つけている
設定も目にしますが、これはこの下限ピッチをそのまま使うのではなく、状況に応じ
加減して使うことの出来る上級者向けの設定です。下まで送信機スティックを
当てたまま降ろす場合はマイナス3°程度でいい筈です。マイナス0°~2°でも
オートロには入ります。シャトルではコレクティブピッチ全体がそう大きく動かない
筈なので、上をプラス12°もとれば下を-7°以上とかは取れないとは思いますが。
(ウオッシュアウトをひっくり返す、または上を削るという方法で上下スライド幅
を稼いで結果としてピッチ幅を大きくするというウラ技もあるにはあります。)
シャトルはオートロ時のテール駆動が無いので直線降下しか出来ないものの、
駆動する他の30クラス機体より浮きはいい(ローター回転が保たれる)とされます。
しかし、元々30クラスではオートロ自体難しく、90クラスの様に一度フワッと
接地前に止まってから静かに下りる、などということは通常望めません。
地上寸前で停止してポタッと落ちる程度は上出来の部類だと思います。
練習時お勧めは、今更アメンボを付けろとは言いませんが、スキッドに横棒を
つけておくだけで横倒しになることはほぼ防げます。また風の有る時に定点
に無理に持ってこようと風上に前傾しすぎると、ローターが上からの風を受けて
ローター回転が落ち、そのまま墜落する原因になります。他には失敗と思ったら
即座にホールド解除でパワーリカバリーする潔さも必要です。
可能な限りお近くのクラブ等経験者の指導を受けることをお勧めします。機体も
上のサイズに移行することも考慮する段階に来ておられるのかもしれません。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。 シャトルですがテールロータはOPパーツで回転していますので、一応は180°ができるようにしてあります....きついですかね~ メインロータのマイナスピッチは-4°に設定してあります、ちょっとマイナスが大きい感じですね。今度少しずつマイナスを減らして降下スピードを見ながら調整してみます。 >また風の有る時に定点に無理に持ってこようと風上に前傾しすぎると....墜落の原因 ⇒大変参考になりました。 ありがとうございました。
補足
1カ月ほど-1.0°~-3.0°でテストしてみました。(1回着地に失敗) 1.ほぼ無風状態 -1.5~-2.0°で回転と降下スピードがバランス良く着地できました。 2.向かい風(風速は不明) -1.5°だと極端に降下スピードが遅く定点よりかなりオーバーランします。(降りてこない) -2.5~3.0°でちょうど良く着地 風によってかなり差があり、本来は-4°ぐらいにして降下スピードを見ながら、微妙にスティクで調整するのが正しいのかなと思いました。 ベテランに聞くと30クラスだと翼面積が狭く一発勝負だそうです、50クラスになるとリカバリも楽だし、踏ん張りが効くので練習も50に移行しようかと...修理代がばかにならないので... 色々ありがとうございました。