こんにちは
慌てる前に、まず質問者の方が正しい知識を身につけていただきたい。
・同人誌=マンガをネタにした作品という意味ではない。
同人誌とは、出版社を通さずに、自分で費用とリスクを負担して発行する本のこと。
「自費出版」とも言います。
また、内容も別にマンガに限ったものではありません。
同人誌自体は、明治時代からありますし、当時も新進気鋭の作家達が、小説や詩、短歌などを発表しています。
国語や日本史の教科書を見てください。「白樺」「アララギ」などが載っているはずです。
・同人誌=2次創作物という意味ではない。
同人誌では、同人作家オリジナルの作品は山のようにあります。
オリジナルのマンガ、オリジナルのゲーム、オリジナルのイラスト、オリジナルの小説、評論などなど。
たとえ2次創作が禁止されても、同人誌自体がなくなる訳ではありません。
確かに、20世紀の末期に同人誌が問題になったことはあります。
その時は、コナミと任天堂が動きましたが、
それはコナミの内部の人間が会社の許可を得ずにゲームの資料を持ち出して同人誌にしてしまったこと、
任天堂の作り上げたゲームイメージを著しく破壊する内容の同人誌を出してしまったことにが
原因です。
ちなみに任天堂の場合、確かポケモン同士のエロ同人誌だったと記憶しています。
あとは18禁の内容の同人誌が気軽に未成年にも販売できる状態に警視庁が動いたこと、
大手サークルがあまりにも大きくなりすぎて、売り上げに対して国税庁が動いたことくらいです。
どれも2次創作自体が否定されたものではありません。
アメリカにもファンの活動はあります。
TPPの場合、全ての国の条件を同じにしようというものです。
ディズニーなどのアメリカの著作権者が日本でも厳しくしろ!とロビー活動をすれば別ですが、
そもそも問題なのは、オリジナルの売り上げに直結する、違法コピーされた海賊版であって
同人誌がどんなに売れても、もともと元になったオリジナルのファンである、
同人誌を買った人達がオリジナル作品を買わなくなるとは考えられません。
だって、同人誌のファンじゃなくて、自分が好きな作品だから「同人誌も」買ってるに過ぎないから。
ワンピースのファンが、ワンピースのコミックスを買わずに、同人誌だけ買うってありえないでしょ。
今年も著作権法が改正されましたが、
問題になったのは2次創作ではなく、ネットへの違法アップロードですし。
ただ売られているアニメやゲームの映像を部分だけ切り取って
そのオリジナル映像を直接使って2次創作物を作る行為は禁止の方向に行くかもしれません。
ニコニコなどにアップされているやつですね。
ゼロから自分で描く2次創作まで禁止するという話は、これまでもありません。
これでは似顔絵も投稿できないですしね。
ファン活動の盛り上がり=広告費がかからない宣伝活動ですから
現在も将来も黙認の方向ではないでしょうか?
赤松氏は好きな作家さんですが、こういうことを考えているということは
本当にマンガ家ってバカなのか?と思わざるをえません。
こんなことを心配するくらいなら、健康保険の方がよっぽど問題なんですけどね。
日本は国が運営する健康保険による国民皆保険制度のおかげで、
健康保険料を払っている国民は全てわずかな自己負担で診察・治療を受けられます。
しかしアメリカには国による健康保険制度はなく、
民間の保険会社が様々な健康保険商品を売っています。
しかも保険料が高いので、低所得者は入ることが出来ないものです。
そのため、アメリカの病院の治療費がブラックジャックのようになってしまう原因になっています。
アメリカの保険会社が日本にも同じ保険商品を売ろうと考え、
日本の健康保険制度は参入障壁だ!廃止しろ!という主張をしてくると言う人もいます。
お礼
>むこうでは、ミッキーマウスを自分の家の壁に書いても、訴訟を起こされます。 この一文がTPPの怖さを物語っている気がしました。 また、ミッキーマウス法があり著作権など法律は幾らでも延長できますし、二次創作は衰退しそうですね。 エヴァンゲリオンで有名になった 庵野さんも、二次創作ばかりですよね~。特に、昔の物はパクリばかりだと本人も認めていましたよね。 個人的には、TPPは色々な物が入ってきて面白そうで賛成なのですが、それ以上にアニメや漫画が好きなので反対です。 特に、海外の書店に行っても漫画コーナーでは日本作家が9割(児童書除く)くらいで、今の曖昧な法律が功を奏している気がします。(誰でも自由に描いて公に発表できるのは大きい。)最近は中国など頑張っているようで、着実に力を付けてきますね。