携帯にしてもスマートフォンにしても、制限というのはそのハードやソフトウェアが持つものです。
一般に、ファイルシステムがFAT32なら、最大で65536個までファイルやフォルダは作成できます。ただし、これはルートディレクトリに8.3形式で記録した場合の制限であり、ファイル名が長い場合、サブディレクトリに記録した場合などは、記録できるファイル数が減少します。これは、FAT(ファイルアロケーションテーブル)と呼ばれる見出し領域が、枯渇するのがそのファイル数であるためです。
では、携帯などで1000個などと記載されている項目はどういうことか?
単純に、そのソフトがそこまでしか読み取れない設計になっているか、メモリ容量などの都合で、そう制限していると見るのが妥当です。
即ち、その携帯などを使わなければ、たいていはデータを入れることはできます。ただ、携帯で参照するとあふれてしまったり(表示されなかったり)、エラーになると思われます。だから全く入れられないというわけではないが、該当のソフトでは設計上サポート対象にされていないケースや、そのソフトでそれ以上を扱うことはできないと記載する。それが、制限となるのです。
この場合、別にフォルダを作っても駄目であったり、そもそも携帯の種類によってはフォルダが個別に作れない仕様のものもあります。スマートフォンでは作れますけど、各種アプリが参照するフォルダは変更できないものもあります。
では、もし、その制限のある携帯をお使いと仮定して、意味がないかどうかについては、どのように解釈するかです。
例えばテキスト文書を100文字を1000個ならば、ファイル容量的に1MB~2MBと小さなものになるでしょう。この場合、2GBでも事足りるはずです。1000万画素の高画質モード写真で1個の写真あたり約7MBを1000個なら、およそ7GBに達します。8GBあれば足りますが、2GBでは足りません。
30分のムービーが例えば、1本3GBだと仮定すれば、10本で30GBです。下手をすると32GBでも足りないかもしれません。MP3の音楽が1曲5MBなら、1000個あれば、5GBです。8GBあれば足ります。
即ち、小さいほうで十分か否かは、扱うデータの種類と、1ファイルの容量次第です。
まあ、データ保存をすることが多いならば、多いに越したことはありません。後は予算の問題です。
このように考えると分かりやすいと思います。
お礼
詳細な説明をありがとうございます。 大変解り易く勉強になりました。 なるほどォ~、そう言う事だったのか!と全て納得致しました。 感謝です。改めてありがとうございました。