余裕で満たしています。
CPUの性能は、その設計と、動作周波数が目安となります。
また、同時期に、数社が参入し、また1社にグレード違いの数系統のCPUがあります。
本家本元がPentiumIIIやCoreiを販売してきたintel社で
intel社の歴代の主力CPUを世代順に挙げていくと
Pentium,PentiumII,PentiumIII,Pentium4,PentiumM,Core,Core2,Coreiとなります。
それぞれのブランドネームの中で、周波数違いなどで性能差二倍くらいの開きがあります。
世代交代では、売れ筋のグレードで、3割から2倍くらいの性能向上が一般的だと思います。
PentiumIIIは、現在に比べると4,5世代前のものですから、1.4の4乗で考えても4倍差です。
実際には、マルチコア化や高度な機能の追加などもあり、単純比較はしにくいのですが
PentiumIII/1GHzは、かりにi5を1GHzで動かしたとしても
またPentiumIII時代の、シングルコア用として作られたソフトを使ったとしても
2倍以上の性能差があると考えて差し支えありません。
余談ですが、intelの主力ではないCPUとしては
Celeronシリーズがありますが、Celeron,CeleronD,CeleronMから
またCeleronになり、DualCoreが名前に含まれるようになったり
それが当たり前だから名前から省略されてしまったり…
世代の判別が非常に煩雑です。
また、世代の違うCPUでは、周波数が上でも性能が下という逆転現象があり得るので
3GHzクラスのCPUでも、今では、ぜんぜん高性能では無い場合があります。
省電力に力を入れたAtomシリーズでも、いろいろとわかりにくい違いがあります。
intel以外ではAMDが対抗ですが、Athron,Phenome,Duron,Turionなどなど
いろんな名前が使われてきましたが、その関係がややこしく、到底説明する気にもなりません。
これからは、ARM系CPUを使ったWindowsRT搭載製品やAndroid搭載製品も増えますが
ARMでの1GHzは、いろんな部分で、PentiumIII/1GHzよりも遅いはずです。
しかし、逆に新しいぶんの、高性能な部分もあります。デュアルコアのものもありますし。
ARMは未だ、Atom以上に省電力で優れているという特徴があり
性能面では、Coreiとは比較にならない程度です。
3年もすれば、3GHzのARMも登場するかもしれませんが
それがCoreiの2.5GHzより高性能になるかと問われたら
ちょっと予想できないんじゃないかと思います。
省電力性が注目されるようになったことで、この数年間、そしてこれからも
新しいパソコンを買えば、前のものより高性能とは限らない…という状況はたしかにあります。
しかし、さすがに、PentiumIII/1GHzの発売は2000年ですから
12年経た今のCPUなら、1GHz以上の動作周波数であれば、速度面でも上回っています。
手持ちのPentiumIII/1.2GHzとARM系のTegra250(デュアルコア1GHz)で同じOSを動かしても
あきらかにTegra250のほうが軽快に動いています。