こんにちは。40代既婚女性です。
避けたほうがいい結納について書きます。
彼親が結納金を用意する。
もちろん、結納飾り一式、婚約指輪も彼親が用意。
仲人を立てて両家を仲人が往復して行う結納。
いわゆる古式ゆかしい作法にのっとった結納です。
何故か?
これは花嫁が、花婿ではなく花婿の親の所有になるという結果に成るからです。
そう「山田太郎の妻」ではなく「山田家の嫁」になる結婚になるからです。
そしてそれにはもれなく、「嫁いだと言うことは実家を捨てたも同然。親は夫の親だけ、
実親は親ではないと思え。」という思想がついてきます。
何故か?
花婿の親がお金を出して花嫁を買ったからです。
牛馬と同じ。それ以下。
子どもを産む機械
夫親の介護要員。
保育士、執事、秘書です。
人権はなくなります。
金で買った人間なので、元を取るために働かせます。
おいしいものは食べさせません。
一番辛い労働をさせます。
発言など許しません。
金で買われたからです。
あなた様の母上様の「大事にされないよ」というのは逆です。
立派な結納を親掛かりでしてもらったら、実現できませんよ。
結納した分相手は取り返そうとしますからね。
一番いいのは、彼が自力で婚約指輪を用意し、
あなた様と彼の力で、婚約式として結納を行うこと。
レストランの個室でもいい。
両家集まり、婚約式として彼から指輪をはめてもらい、
なごやかに美味しい料理を両家で食べる。
これなら「山田家の嫁」ではなく「山田太郎の妻」になれます。
あなた様の実家の親御さんを捨てる必要もない。
「嫁に行く」のではないのです。
あなた様は夫を持つのです。
一家を構えるのです。
私は27年前、古式ゆかしい結納の後、結婚しました。
前夫は一銭も用意していません。
全部親掛かりでした。
また親も出すのが当たり前、息子もそれが当たり前。
結婚とはそういうものだと言う感覚でした。
私は友人やいとこたちの中で初めの結婚でしたので、
知識もなく言われるがままでした。
婚約指輪を彼親が同伴して、彼親に決められたときは
さすがにおかしいと思い、
決めるまでに前夫に聞きましたが、
「君は世間を知らない。結婚のことでは親が全部して当たり前なんだよ。姉の時もそうだから。
みんなそうしてるんだよ。婚約指輪をカップルで選ぶなんて、ドラマだけの話。」
言いくるめられました。
結果、結婚後、牛馬以下の人権のない生活が待っていました。
ちょっと主張したら「嫁に来たんだから」「嫁にあるまじき行い」
「嫁なんだから」「○○家の嫁としてどうか」
実家のことで何かあると「嫁に来たんだから実家は関係ない」
「親は嫁ぎ先の親だけだと思え。」
「嫁に来るとは親を捨てるということだ。まず夫親を最大優先しろ。」
それもこれも古式ゆかしい結納を受けたことが発端。
自分の人権と実家をたった100万で売り渡したということ。
結婚は15年にわたりましたが、
365日×15年=5475日
日割り計算で100万÷5475日=182.64円
一日182円です。
15年でこれですから、結婚50年になると、
一日54円になります。
たった一日100円程度で、嫁だ嫁だと偉そうに顎でこき使われ、
親は捨てたと思え、実家はないものと思え、
嫁が介護をしろ、息子や娘には辛いことはさせられない、
法事だ何かのときは下働きの召使。
馬鹿馬鹿しいでしょう。
お金が動くと、相手は元を取ろうとしますからね。
夫婦は助け合って、精神では対等に、
人権をお互い大事にし、お互いの親を大事にできる。
そういう結婚へと現代では変遷しつつありますからね。
あなた様と彼がどういう結婚観を持っているか。
それによると思います。