まあ、周波数分+α程度なら早くなるでしょうね。ただし、前の方がおっしゃるような二次キャッシュの性能分のパフォーマンスアップはエンコードではないはずです。
2次キャッシュが効果を出すのは、3Dゲームなどの連続するデータを使いキャッシュが有効に働く場合です。画像処理ではキャッシュの性能より周波数や命令セットの効果が大きくなります。
Pentium4とCeleronではHyperThreadingやFSB800MHzによる+αが発生します。
Celeron-2GHzからならだいたいパフォーマンスの向上は1,5倍から1,8倍程度と考えるのが妥当です。(i865PEかGチップセット<GはセパレートAGPグラフィックスを利用すること>とDDR400のDualメモリもしくはi875Pを使った場合に1,8倍ぐらいいくかな。)
どちらにしても、MPEG4系の圧縮は現在最速のCPUでもリアルタイムエンコードには不足するパフォーマンスであり、今の最新を使うよりはもうしばらくしてから、Tejasクラスの4~5GHzを超える当たりでプラットフォームごと変更するか、FMB1,5プラットフォーム対応のマザーを利用されているなら、3月頃の登場を予定するPrescott(Pentium4-3,4GHz)当たりを待つ方が良いかもしれない。お金があれば別ですし、自作PCを使っていてちまちまアップデートを繰り返すなら別に問題ない。
丸ごと買い換えて多少の性能を求める人は、下手に買い換えると今は後悔するかも・・・
<用語>
Prescott=インテルが開発した現世代のPentium4(Northwood)の後継。90nmで設計されたプロセッサとなる。新たに3Dなどに関係する12の新命令(PNI-SSE3)を実装し、さらに2次キャッシュを倍にする。他にもパイプラインの改良などをはかり、オフ状態で新しいセキュリティ技術を搭載している。(プレスコットコアではセキュリティを入れる予定はない)
まもなく登場する予定だが、消費電力と発熱が予想以上に大きいと言われる。この世代で4GHzを今年度中に超えるとメーカーが言い切ったはず。既に、スタンバイ状態にあり、登場から半年程度で市場の6割をこれに塗り替える予定とこれまでにはないほど早いスケジュールで移行予定。(そもそも当初の登場が昨年でしたから遅れた結果こうなったとも言える)
Tejas=インテルの次期主力プロセッサ。Pentium4の後継となる。新セキュリティや新たな仮想プロセッサ技術などを追加する可能性がある。また、マルチコアをサポートするという話や、HyperThreadingの拡張もあり得る。この世代で5GHzを超える見込みだが・・・今年後半から来年初めに登場。
ちなみに、その次はNehalem。
パフォーマンスを考えて買うならこの周期をうまくつかまないと後悔するカモ。
お礼
とても分かりやすい返答ありがとうございます