そもそも、HDDに何を保存しているか?
どこに自分のデータがあるか?
それを把握していないとどうにもなりませんね。
Windowsでは、そのへんのルール付けが曖昧なので
移し忘れもおきやすいかもしれませんね。
UNIX系OSでは、全体としての設定とは別に
個人的な設定や個人的なデータは
まとめてひとつのディレクトリーの下に保存するのが規定です。
ですから、ディレクトリーだけコピーすれば済みます。
これが1970年代から続けられているホームディレクトリーという仕組みであり概念です。
WindowsもMy Documentみたいなものがありますが
個人のデータは、必ず、その中に保存されているとは限らないようです。
たとえば、普通は個人的な重要なデータであるはずのメールのデータが
My Documentの下には保存されなかったりするようです。
また、こういったものには、ディレクトリーごとのコピーを行なっても
それがそのまま再利用できるわけではなく…アプリケーション上から
バックアップ操作とリストア操作を行わなければならない場合もあります。
その代表例が、標準搭載されていたOutlook Expressです。
正直、短期的なPCとOSの買い替えを促す商品展開をしながら
次のPCへの移行を簡便に行なう仕組みが用意されていないようで
「ユーザー本位の商品開発は行わない」会社なんだなと感じます。
使っているソフトを、ひとつひとつリストアップして
二台のPCを並べて、移行済のものをチェックしていくくらいの慎重さが必要かもしれません。
もっとも、HDDは壊れるものですから、移行時ではなく
日常的に、個人的なデータは全部バックアップしておく、これが基本です。
バックアップがあれば、ふいの故障で起動不能になっても
単に新しいPCにバックアップをリストアするだけです。
そうでなければ、壊れたPCからデータを取り出すという
非常に特殊な作業に取り組む必要が生じます。
そういった作業を専門に請け負う業者もありますが、非常に高く付きます。
HPやEPSONなどには、新品購入時にそういった作業を依頼するために
有償の追加保証が用意されていますが…普通は予算的に依頼できなくなったりもします。
ゆえに、バックアップは重要であり
またバックアプが行いやすいことは、使いやすいOSの条件と考えられます。
幸いWindowsにはバックアップソリューションは非常に多いので
いいものを選んで使っていけばいいんじゃないかと思います。
管理しにくさも、補助的な専用ソフトを買う楽しみだと思えればいいんじゃないでしょうか?
絶対思いませんが(笑)