質問者様、こんにちは。
航空・空港関係の仕事をしている者です。
お役にたてればと思い、ご回答いたします。
中国東方航空ですが、中国では今や最大手の一角を占める、巨大な航空会社です。
スカイチームという国際的な航空会社の連合に加盟しており、サービスの品質・安全性は、そのチームで設けられた基準があって管理されており、それぼと心配されることはないかと思います。
(同じ連合の加盟航空会社は、デルタ航空、エールフランス、大韓航空など)。
さて、安全性は、日系を含む他の航空会社とそれぼと差はなく、問題ありません。
サービスの品質も、最近非常によくなってきました。
機内食は運ですが、便によって、日本の機内食工場で製造したものと、中国の工場で製造して日本行きの便に帰りの便の分まで積んでいる場合とがあり、その差が激しいと感じます。
機体は最近更新が進んでおり、飛行機自体は決して古くありませんが、内装は使い回しの古いものという機材が多い印象です。
他の回答者様も述べている通り、中国系航空会社の問題点は、乗客のマナー・モラルです。
機内で乗客同士、乗客vs乗務員のバトルをよく目撃します。
これは航空会社の責任ではないので何とも言えませんが、北京便は日系の航空会社で乗客のマナーの酷さに辟易します。
また、北京便は、遅延がよく発生します。
これは東方航空だけではなく、北京を発着する航空便すべてに言えることです。
北京空港は、最近旅客が爆発的に増えており、増える航空便に滑走路や航空路の交通整理をする航空管制が追いついていないのが現状です(近くに空軍が管理している空域があるのも渋滞に拍車をかけています)。
信じられないかもしれませんが、日常的に飛行機が北京上空で「渋滞」しています。
日系2社も、北京便の遅延率が高いのですが、これは、北京空港における航空管制の問題なので、他の航空会社を選んだところで同じで、解決のしようがありません。
もし、北京便をご利用で、北京から先に乗り継ぎがある場合は、十分に注意が必要です。
これは、北京便を運航するすべての航空会社に言えることです。
ただし、中国系の航空会社は、遅延した際の補償に難があり(乗り継ぎ便の手配をしない、翌日便になった時の宿泊の手配をしないなど)、しっかり交渉しないと、補償してくれないケースもよくあります。
そのことで怒り狂った中国人旅客に負けて、交渉できない日本人の方をよく見かけますが(そもそもそんな交渉の現場に乗り込みたくないのは当然ですが 笑)、そうこうしているうちに中国人ばかりが補償されて、残されて日本人は何も対応してくれない・・・ということもありますので、ご注意ください。
その点、日系の航空会社は補償がしっかりしているので安心と言えます。
日系のサービスが過剰という方もいらっしゃいますが、そのあたりの対応をどう考えるか、ということだと思います。
航空会社のサービスの大前提は、安全性と定時性、それと緊急時の対応の3点です。
機内サービスなどは、あくまでもオマケの世界ですからね。
その点、質問者様の感覚(機内サービスはさておき、定時性を気にされること)は、非常に正しいと思います。
もしかしたら旅慣れているのかな、とも感じます。
どうぞ、楽しいご旅行を!
お礼
お礼が遅くなり申し訳ありません。 詳しく回答いただきありがとうございました。 羽田から上海までなのですが、上海でしたら大丈夫ですかね? 海外旅行そのものの経験が少なく不安でしたが お話を聞いて安心して、出発できます。