教えてください。

質問

この前、家族と栃木県佐野市作原町？にあります神社(後で調べたら宇都宮神社だとわかりました。)にたまたま車で通り掛かり、なぜか惹かれたようにして車を止めて、神社を見物しました。けど神社から威圧感を感じ、入っちゃいけない感じがして、中までは入れず(石造りの鳥居？をくぐれず)結局見て終わりました。
後に携帯で調べたのですが、大己貴命がどうのこうのとか書いてあったり、佐野市には他に宇都宮神社が４社あり、愛知にもあるみたいで…結局どんな神社なのかよくわからずもやもやして質問させて頂きました。

誰かわかる方がいましたら、恐れ入りますが無知な私でもわかるような回答をお願いしますm(_ _)m
失礼しました。

回答No.1

michael-m

宇都宮という名前の由来は諸説あり、未だに明快な答えはありません。
神社には神の御神徳（ご利益）を願って住民などが勧請（分けてもらう）する場合、領主の崇敬する神を勧請する場合など様々です。また金山神社などのように一定の集団が崇敬神を転居に伴い移す場合もあります。
また領主がその縄張りをはっきりさせ、住民に同じ崇敬神を祀らせる場合もあります。

しかし宇都宮神社の場合古い資料によれば群馬と栃木が「毛野国」という一つの国であり、宇都宮市にある二荒山神社がその下毛野の君を祀った神とされています。しかしそれでは祭神が豊城入彦命なので異なります。
それに同盟の神社が愛媛や熊本、新潟に広がっていることも疑問になります。

大己貴命は大国主のことです。
大国主にも様々な名前があり、これが親子だったり幼名であるとなっていたり様々な説がありますが、同一視されていることも多くあります。
大国主の意味は名の通り、大国を治める者という意味です。
大己貴命は大穴牟遅神とも書き、若いときの名であるという説もありますが、「大名持ち」で多くの功績を持つ神という名でもあります。
しかしこの多くも出雲神社、氷川神社、大国魂神社、大物主神社などという名になります。

さてここからは私情もかなり入りますが
大己貴命は更に「宇都志国玉神（うつしくにたまのかみ）」とも言います。「宇都志国玉」は“現し”この世の事を「うつし世」とも言いますね。その“うつし”です。「玉」は魂。つまり「宇都志国玉」は「高天原に対するこの世、つまり「地上を治める魂」という意味です。
そして「宇都宮」はこの世を治めるための宮（今で言う県庁や支所など）という意味だとも考えられます。

但し岩舟町などには柴宮大明神とされています。柴宮は山梨県にある櫛稲田姫命を祀る神社でありクシナダは一説では大己貴命の母ともされているので（かなり諸説あるのでさほど断言できません）、あながち関係ないとは言えないと思います。
このような例でなくても、合祀した神社が名を継ぐということも多く見られるので、あまり厳密に考える必要は無いでしょう。

つまり八幡と同様に大国主を祀る神社が大和朝廷の広がりと共に広がっていった。その折に国造（長官・役所とします）などの近くに宮を建てた。群馬方面には崇神天皇の皇子が派遣され、その宿泊地にも宮が建った。（神を勧請する際に宿泊地にも神社が建つ事がよくあります。京都元祇園社や川崎稲毛神社など）だから愛知などにもあるのでしょう。そして役所を建て宇都宮と称した。関東では役所の場所が府中となり大国魂神社が祀られた。その周辺にもこの世を安寧に治めて欲しいということから大国主である大己貴命を祀り宇都宮神社と称した。群馬からは北に上り、新潟県に入って小千谷に至った。

私は宇都宮の研究者ではないので、これにも異論があって当然です。今後研究が進めばはっきりするでしょうけど、あるいは郷土史に詳しい人が推測すれば異なるでしょうけど、とりあえず私はこんな考えでいます。あとは群馬史や栃木史などをたどってみてください。

お礼

回答、ありがとうございますm(_ _)m

私は全くの無知な者なんですが、回答を読ませていただくと、神社には非常に深い歴史があるんだなと感じました。
今までそんなこと考えたことがなかったので、なんであんなにもやもやしたのか、不思議です。
恐らく、あの威圧感から、入ってはいけない所なのかなって感じて、けど風景は綺麗な所なんですよ!!でも雑草が生い茂っていて、あまり整備されてないんだなと思い、悪い所だったらどうしよう、なにか罰当たりなことをしたかなという気分になって不安で無知ながら調べてました。

今までというか、神社を見てあんなに威圧感を感じたことがなかったので本当に不安になったんです。

けどこの回答を読ませて頂いて、そういう所じゃなさそうだと感じ、安心しました。アドバイス通り、その返の資料をあたってみたいと思います＼(^ー^)／

ありがとうございますm(_ _)m