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dream theaterの魅力とは?
- dream theaterの楽しみ方を教えてください。
- 20年以上にわたりHM/HRを聴いているが、dream theaterだけが理解できない。
- dream theaterには何か特別な魅力があるのか、アルバムの聴き方を教えてほしい。
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質問者が選んだベストアンサー
DTにキャッチーさがないというのは、そうだと思います。そう思っている人はDTファンの中にも結構いるようで、だからこそ未だに2ndをベストとして挙げる人が多いわけです。 あれはアメリカのLAメタルやスラッシュメタルに特徴的な傾向なんです。どう言えば適切かわかりませんが、リフで聴かせるタイプというか。Iron Maidenの"SOMEWHERE IN TIME"がダメなのも、歌メロがLAメタルっぽいからじゃないですか? NWOBHMからアメリカンスラッシュメタルに移行して、それからDTを聴くようになった人ならDTのあの曲調はすんなり受け容れられると思うのですが、ヨーロッパのメタルに興味が移った人(主にメロスピやネオクラシカル、スラッシュやデスでもドイツや北欧産の方が好きとか)だと、あのメロディの艶のなさはいただけないでしょう。 つまり、LAメタルやアメリカンスラッシュメタルが好きになればDTも聴きやすくなると思うのですが、私の場合はそれは無理だったので、Foo Fightersの"All My Life"やHoobastankの"Crawling In The Dark"、AFI"Miss Murder"、Fall Out Boy"THNKS Fr TH MMRS"など、まだ日本人好みのメロディラインの曲(この辺のバンドもアルバム単位ではダメなことが多いはず)からアメリカンメタルに慣れていって、エモ/スクリーモ経由でThe Mars Volta、Tool、System Of A Downを聴くようになって、ようやくDTの多くの曲もいけるようになった感じです。 ただ、King CrimsonやPink Floydが好きなら、DTよりもThe Mars VoltaやToolの方が相性がいいはずで、この辺を聴いた時点でDTのことなんかどうでも良くなる可能性もあります(笑) "Operation: Mindcrime"は、DTとは全く別の形で良さが解るのに苦労したアルバムですね。プログレメタルの金字塔という触れ込みでみんな絶賛しているから聞いたのに、全然プログレじゃないだろとずっと思っていました。 それで6年くらい放置していましたが、ある時トラックを飛ばしながら聴いていると、"Suite Sister Mary"が間違いなくプログレしていることに気付いたんですよね。アルバムを頭から聞いていると集中力が切れて、この辺の曲をちゃんと聴いたことがなかったんです。 それから曲単位でバラして聴いてみて、最後に通して聴いて、今では確かに名盤として認めています。今から考えれば"Revolution Calling"を聴いた時点でアルバムの真価を見抜けなかった私は一体何を聴いていたんだと思いますけど。
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- rkd4050
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PoSが好きでDTがダメという人はたまにいるのですが、MAGNA CARTAレーベルのバンドは聴くけどDTがダメというのはなかなか珍しいです。 そうなると考えられるのは、前にも書いたように、DTのアルバムは毎回傾向が異なり、言い換えると一貫性がないバンドでもあるわけです。その一貫性のなさが理解できない原因になっている、ということです。 実際、私もかつてそうでした。曲単位では好きな曲はあったけど、総じて何をやりたいバンドなのか、何を期待してアルバムを買えばいいのかさっぱりわからなかったんですよね。だいたい名盤とされる2ndアルバムからして収録曲に一貫性がないですよね。 私は2ndを聴いていた頃は"Under A Glass Moon"が好きだったのですが、あれを期待して他のDTの曲を聴いても、そんなものは他に一曲もないわけです。期待する曲がないということが先だって、他の曲をじっくり聴けなくて「なんかDTってイマイチ」となっていた。 今は、私自身の守備範囲が広くなったことと、DTを「高いレベルで迷走し続けるバンド」という形で理解すること、あとは何も期待しないで聴くことで、ようやく私の中のDT像は落ち着いてきました。 挑戦とか進化と言えば聞こえはいいですけど、私に言わせれば、DTは常に迷走し続けるバンドなんですよ(笑) それを一貫性があると勘違いして聴くからわけがわからないのです。いっそ迷走していると認めてしまえば、かえって理解しやすいです。 "Under A Glass Moon"と"6:00"と"As I Am"と"Lines in the Sand"を同じベクトルで好きになろうとするのはどだい無理な話です。
補足
>DTを「高いレベルで迷走し続けるバンド」という形で理解 ↑この解釈、的を射てると思います。 "Hell's Kitchen"~"Lines in the Sand"を聴いてみました。…うんこれなら悪くない。それと、アルバム、Metropolis,pt2のThe spirit carry onはいい曲(詞を含めて)だと思います。けれども、回答者様のおっしゃる通り、アルバム丸ごと好きかか?と問われると丸ごとは理解できないのです。DTに一貫性を求めなくて、楽曲単位では好きになれるかもです。DTの歌メロにキャッチーさがないと思うのは私だけでしょうか?因みにQueensrÿcheのアルバムOperation: Mindcrime は、10年以上聴いて、最近好きになったアルバムです。(もともとメロスピが好きだった私にとっては)The needlelies位しか疾走曲がなかったのでなんだか、地味なアルバムだな、て思ってたのですが、今じゃあのアルバム全体の緊張感が癖になってしまっています。ちょっと話がずれましたね。根気よく聴き続ける事も一つの手かなって 。それと関係ないけど、Iron MaidenのSomewhere in timeも、評判が良いので、聞いていますが、やっぱり「解らない」です。(苦笑)ブレイズ時代のを除いてMaidenはほぼ気にいっていますが、Somewhere in timeだけは解らない。聞き込みが足りないのかな?
- rkd4050
- ベストアンサー率60% (112/184)
Dream Theaterを「すげー」という理由の大半はテクニカルな演奏技術にあるので、ライヴDVDなど見ると解るかもしれません。 曲として楽しもうとすると、プログレメタルが好きでないと厳しいでしょうけど、その辺はお聴きになるのでしょうか? 他のプログレメタルバンドは好きだけどDream Theaterは解らないのか、そもそもプログレメタルは全般的に良さが解らないのかでも話は変わってきます。 もしプログレメタル自体をあまり聴いたことがないなら、他のバンドから攻めていけば良さが解るようになるかもしれませんし、プログレメタル自体がダメだということになるかもしれません。 たとえば、この辺の曲はいかがでしょう? Spiral Architect "Insect" Evil Wings "Ben Rowi" Tool "Parabola" Riverside "Hyperactive" Pain of Salvation "King of Loss" Spheric Universe Experience "3rd Type" 全部好きということはないでしょうが(全部好きでかつDream Theaterがダメというなら面白いですが)、全部ダメならおそらくプログレメタル自体がダメということでしょう。 あと、Dream Theaterはアルバムによって傾向が異なるので、全部好きという人は少ないと思います。意外と2ndアルバム以外は好きじゃないという人も多いんですよ。質問者さんはどのアルバムもどの曲も楽しめないのでしょうか? たとえば、1stや3rdアルバムなんかはテクニカルメタルが好きでないと琴線に触れないでしょうし(上のリストだとSpiral ArchitectやEvil Wingsあたり)、5thアルバムはコンセプトアルバムという形式自体が好みの分かれるところですよね。長尺な曲に慣れていないと辛いです。4thアルバムはスローテンポで派手ではない曲が並びますし(Pink Floydあたりが好きならこのアルバムの"Hell's Kitchen"~"Lines in the Sand"はツボだと思いますが)、6th、7thアルバムはアメリカンメタル要素が強くなって、5th以前の、主にヨーロッパのメタルやプログレを好むリスナーにとっては違和感のある内容でした。MetallicaやBlack Sabbathあたりが好きな人にとっては大喜びな方向転換だったでしょうね。
補足
プログレメタルという括りであれば、Shadow gallery、Pain of salvation、Magellan等が好きなので、(Symphony XやNevermoreもプログレメタルが入るのであれば、そこ辺は好きです。) >(Pink Floydあたりが好きならこのアルバムの"Hell's Kitchen"~"Lines in the Sand"はツボだと思いますが) ちょっと実験して聞いてみたいと思います。
お礼
色々参考になりました。ありがとうございます。Iron MaidenのSOMEWHERE IN TIMEの良さが解らない原因が、歌メロがLAメタルっぽいと指摘されたのは、初めてでした。「そうか、そこに原因があったのか!」ってな感じです。
補足
キャッチーさが欠けると思っていたのは私だけじゃ無かったのですね。それと、回答者様の仰る通り、私は所謂、L.Aメタルは好きじゃないですし、いかにもなアメリカン・メタルバンドが好きではないのです。Mettalicaの良さもわからないですし…たとえば、アメリカ産メタル、W.A.S.P,とか、Overkill等の良さは解るのですが、(Manowarも(笑))それは、ブリディッシュな要素が含まれているからなのでしょうね。Toolに関しては未だ未聴なのでなんとも言えませんが、私の「これから集めるアルバムリスト」に入ってますので、まとまった金が入ったら集める予定です >Toolの方が相性がいいはずで、この辺を聴いた時点でDTのことなんかどうでも良くなる可能性もあります(笑) DTっロックを聴いている人の為の必聴アルバムじゃないんだよ、って気がしてきました。なんだか、DTの良さが解らないと音楽が解ってないな、コイツって思われるのが嫌だったのですが、解らないなら解らないでいいやっていいやって気もしてきました。まあ、聴きこんで良くなるタイプのバンドみたいなので集めていたアルバムは聴きこんでみようと思います。