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ベートーベンの三大ピアノソナタ
ベートーベンのピアノソナタ「月光」「情熱」「悲愴」ですが、 現在、私は銀座山野の販売員にすすめられた アシュケナージの演奏を聴いています。 以前からブレンデルが気になっていたのですが、 ブレンデルによるベートーベンのピアノソナタを聴いたことのある方、 ご感想はどうですか? 因みに、私はモーツアルトのピアノソナタ11番(K331)は 同じ売り場ですすめられたブレンデル版を聴いています。 先日ドキュメンタリー映画の「ピアノマニア」でブレンデルの姿を見て、 ますます気になっています。 ご存知の方のご意見、是非聞かせて下さい。
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ブレンデルはタッチがいいです。 自然で、わざとらしく気取って曲想つけたり個性をつけたりなどしてなくてとても好感が持てます。 ピアノの純粋な弦の音を楽しむならブレンデルはおすすめです。 ピアノってこんな綺麗な音がするんだ~みたいな感じです。 アシュケナージもいいですね。感情表現豊かで音がダイナミックなので聴いてて楽しくなりますね。心を揺さぶられるというか。 ブレンデルはもっと素朴というか、上品というか細かく自然に表現していて、自分もこんな風にピアノを弾けたらいいなと思うような演奏です。
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- k-akiko
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ひねくれ者の参考意見としてお読みください。 アシュケナージ、ブレンデル、そしてポリーニという3人のピアニストは 1980年代くらいから最近まで、 デッカ、フィリップス、グラモフォンといった大手CD会社の大看板でした。 ほぼすべての録音はレコード芸術誌上で「推薦」をもらい、 CD屋さんでも名盤として売られまくりました。 彼らは彼らの1時代前の個性豊かなピアノ名人たちのアンチテーゼのように現れ、 私のような「1時代前のピアノ名人好き」からすると なんの個性も情熱もないけど、 間違ったことはしないので減点法のコンクールなら一等賞!といった人たちです。 (亡命前のアシュケナージは違ったけど・・・) 私は80年代に大学生をやってましたが 当時の音大生たちなどはこの3人の演奏しか聴いていなかったですね。 音大の先生もこの3人しか薦めていなかったようです。 おそらく2~30年間はクラシックピアノ音楽の価値は彼らが基軸だったと思います。 非常に高い完成度を持った人たちだったので、 長期の支配(商売上も)が可能だったと、いやはやたいしたもんだと感服しています。 ただここ10年くらいで状況は変わりました。 ネットによる情報の氾濫、古い録音の超安値化、 上記3人のようなアプローチに対する反乱などがあり、 破綻覚悟の個性や情熱のようなものを求める動きも出ています。 今は混沌として「まぁ…なんでもあり」みたいかな。 演奏家の生きた時代時代で演奏方法は変わります。 正解はありませんし、今後も変化し続けるでしょう。 ひねくれものの私の意見としては 「まぁとりあえず当たり障りのないことろで聴いてみますか」 なら上記3人でもOK。 もし惚れ込む曲ができたのなら違う時代や考え方の演奏家へと 耳を広げていってください。 どの演奏美学に共鳴するかは、聴く人の個性なので 優劣も貴賤もありません。 構えを広く持って積極的に「あなたを幸せにしてくれる音楽」を見つけに行ってください。
お礼
貴重なご意見、興味深く読ませていただきました。 音楽界も色々な事情があるんですねぇ。 (音楽業界で働く知人にちょっと話を聞いたことはありますが。) 確かに音楽もアートも鑑賞者の感性、個性次第ですよね。 「自分を幸せにしてくれる音楽」を提供してくれる演奏家探しは 大変そうですね。 でも私なりに頑張ってみます。 ありがとうございました。
- nokko-777
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こんにちは。 ブレンデルさんの演奏について私が感じた事は 「衝撃的な感動を与えるわけではないけれど、聴いていて心地良い」 と言った感じでしょうか。 好みの問題もあるでしょうが 「良くもなく悪くもない」という無難な印象です。 さらっと聴きたい方には最適ではないでしょうか。 因みに、私はベートーベンのピアノソナタなら バックハウスさんの演奏が大好きです。
お礼
バックハウス、是非チェックしてみますね。 貴重なご意見、ありがとうございました。
- 31192525
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sacristainさん、こんにちは。 ごめんなさい。解答ではありません。 >私はモーツァルトのピアノソナタ11番(K331)は 同じ売り場ですすめられたブレンデル版を聴いています。 わたしもブレンデルのモーツァルトは嫌いじゃありませんが、ベートーヴェンは・・・ 岩井弘之さん評 熱情「軽量だが健吾」月光「人懐っこい」 歌崎和彦さん評 熱情「美しい抒情と内的な表現を、抑制のきいた演奏によって無理なく実現」 とのこと。悲壮は探しましたが見当たりません。 柴田龍一さん評 全集「明快で構築的な分析」「潤いのある表情と抒情性が豊か」 だそうです。 お役に立ちましたでしょうか。 ちなみに、私はオールドファンなので… 悲壮=ゼルキン 月光=ケンプ 熱情=リヒテル で聞いてます。
お礼
早速のレス、ありがとうございます。 私と同世代の方でしょうか。ケンプ、懐かしいですねぇ~。 色々な方の評を調べていただいで、感謝です。 参考にさせていただきます。
補足
早々にレスをいただいたのに、 事情があってお礼がすっかり遅くなってしまい、 申し訳ございませんでした。 これに懲りず、次回質問をすることがあったら、 またご協力下さいね。
お礼
モーツァルトのピアノソナタを聴いて、 この人のベートーベンはどうかな、と思って質問しました。 やはりクセのない演奏で、耳に優しい音ですよね。 アシュケナージの音に慣れた私の耳にはどう響くのでしょう。 売り場で試聴して決めたいと思います。 ご意見、ありがとうございました。