●入手した「ピンク電話機」を100%公衆電話機として使用する場合
手続き等について・・・
NTTの116に電話して「特殊簡易公衆電話」の契約をしたい事を伝えます。
契約する場合には現在の契約者の住所・電話番号等の本人確認をされます。
契約の際に特殊簡易公衆電話を設置する相当の理由が必要になるかもしれませんので念の為事前に理由を考えておいてください。
特殊簡易公衆電話を契約することで発信時の通話において相手の迄の距離や時間帯に対応した料金に応じて交換機から硬貨を収納箱に落とす為の信号である「硬貨収納信号」が送られてくるようになりますのでそれで公衆電話機として使えるようになります。
特殊簡易公衆電話の料金は月額50円(最初の月は日割り計算かどおかは分かりません。たぶん税別)です。契約すると局側の工事(作業)が必要になります。工事代金は2,100円(税込み)です。申し込んでからの工事までの期間は中1~2日位になります。(要確認)
現在NTTの電話回線を使用しているのならばその回線で契約する事が出来ますが、Pてれほんと675Sの両方を使うのならばダイヤルパルス回線である必要があります。プッシュボタン回線ならば変更工事が必要です。有料で2,100円(税込み)です。(Pてれほんはダイヤルパルス回線とプッシュホン回線のいずれかに設定出来ます)
局側の工事が2種類以上になる場合にはそれぞれの工事代金を合計した金額からの割引があるはずですので必要ならば確認してください。
電話番号は今まで使っている番号のままです。
特殊簡易公衆電話の契約をする場合、キャッチホン等の提供できないサービスがあります。それらを既に契約している場合は解約の必要があります(要確認)
公衆電話としての通話料金は、例えば昼間の市内通話では硬貨収納信号によって1分毎に10円掛かりますが、実際にオーナーがNTTに支払う通話料は同じく昼間の市内通話では3分毎に8.5円(税別)が課金されますのでその差額はオーナーの儲け(電話機使用料=付加料金)になりますが、ご自分自身で使うのでしたら儲けはなしです。もちろん距離や時間帯によって硬貨収納信号の間隔やNTTへの支払い金額に課金する間隔は変わってきます。(PてれほんSはさらに標準課金モードの他に電話機の機能として自立課金モードや割増課金モードを使って付加料金をオーナーが設定出来ます)
一般の公衆電話から携帯やナンバーディスプレイ可能な加入電話へ掛けた場合、「公衆電話」と表示されますが、ピンク電話から掛けた場合には非通知にしていなければ「公衆電話」の表示ではなく使っている回線の電話番号が表示され、非通知であれば「非通知」の表示なるはずです。(要確認)
工事が済めばピンクの公衆電話として使用可能な回線になりますが、当然電話機が回線に正しく接続(設置)されていなければなりません。
設置については・・・
>ダイヤル電話のような直接式ではなく、ローゼットです。
の意味がよく分かりませんが直接式とはACコンセントが付いているような所から断面のニョキッと丸いコードが直接出ている状態のやつの事でしょうか?
ローゼットとは黒またはグレーの角の丸い細長い箱状の接続ボックス(約30x60x20mm)で中央に蓋を止めるネジがあるやつの事でしょうか?
ローゼットであるならば675Sの回線コードが無事な状態ならば赤・白の2本のコードの先にY字形金具が付いていますので、ローゼットの蓋を開けてその2本の線を接続します。ただし、お堅い話ですがたった2本の線を接続するだけの誰にでも出来そうな簡単な工事でも法的にはそれなりの資格(免許)必要になりますし、当然有資格の知人やご自分(要資格)で行わない限りそれなりの費用が掛かります。(いくら位になるかは依頼するNTTもしくはその他の工事業者に予め確認してください)
実際にはローゼットへの配線等は、知ってか知らずは分かりませんが無資格で行なっているケースも多い様です。
PてれほんSの方はまともなものであれば回線コードの先端はモジュラープラグ式になっていますのでそのままローゼットには接続出来ません。
出来ればローゼットは取り外して市販のモジュラージャックの「MJ-2S」(※1)という接続ボックスに取り替えてしまった方が賢明かと思います。そうすればPてれほんSの方はそのままモジュラージャックに接続できます。(ホームセンターや電器店で購入可能です)
その場合675Sの方のY字形端子にも変則的な使い方ですがもう一つの「MJ-2S」(※2)を取り付ければその間を一般的な両側モジュラープラグの付いているコード(6極2芯または6極4芯)で接続します。(モジュラープラグの抜き挿しには資格は不要ですがモジュラージャックの交換取付には必要です)
接続が正しいかどうかの確認はPてれほんSの方から行います。回線に接続した状態で電源アダプタで通電状態にし、送受話器をフックに乗せた状態(オンフック)で液晶で何か表示が出ればOKで何も表示されなければ逆接続ですのでモジュラージャックの「MJ-2S」(※1)に接続している配線のL1とL2を入れ替えます。
PてれほんSでの配線が正しく接続されていることが確認出来れば次に675Sの接続を確認します。方法は
http://oshiete1.watch.impress.co.jp/qa7193884.html
に記載してある通りですが、正しく動作しなく接続を入れ替える場合には675S側の回線コードに接続している方の「MJ-2S」(※2)内のL1・L2の赤白の配線を入れ替えます。
その他・・・
PてれほんSの方は675Sと違って多機能で色々と設定する事も出来ます。(中古を購入されたのであれば設定が標準の状態では無いかもしれません。
入手されたPてれほんSの取扱説明書・ACアダプタ・管理鍵(KSキー)は付いていましたでしょうか?
675(S)の方は着信ベルの不鳴りの故障が少なからずありますので最初にテストし確認する必要が有ります。
PてれほんSの場合675Sと違って、たとえKSキーが有ってフリーモードにして発信しても「硬貨収納信号」が無いと(つまり普通の回線では)相手が出た途端に切れてしまいます。
分からない用語は検索して確認してください。
以上。
今日はここまで、以下後日へ続く・・・かも?