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日本の男尊女卑状況とは?
- 日本は女尊男卑の国と思っている方に伺います。
- 男女平等月間についての質問に対して、回答は主題から外れていることが多く、失望した。
- 日本の男尊女卑の実例と理由について教えてほしい。賛成ではなく、直接的な反論は避けるが、意見に耳を傾ける姿勢を持っている。
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女性専用車両がある。 大学の入試枠に女性専用枠があった(廃止されたはずです) 仕事でも女性だからと楽な仕事を割り振られる 女性だからあまり責任を問われない 出産子育てで女性が優遇される これらが女性差別の表れであると見ず、逆に「女尊男卑だ」ととらえられるのが、哀しいかな日本の現状だろうと思います。例えば米国社会においては、黒人を優遇する政策などを巧みに利用し白人社会で認められ成功する黒人を例にとり「差別はなくなった」というようなものでしょう。実際には、そうした黒人は「アンクル・トム」と呼ばれ、黒人の誇りを失った人間として当の黒人から長らく蔑視されてきたのは歴史の語るとおりです。 九州大で女性枠があるという報道で、多くの非難があり、これが撤廃されると決まった報道を見ました。苦笑するしかありませんでした。ちょうどその少し前、「これからの正義の話をしよう」を読んでいて、その中で「ハーバード大学にはネイティブ枠があり、白人に優先してネイティブな人種が選ばれる」ことの正義について書かれていたからです。 差別がある。それを是正するため、「差別される側におまけをつけてあげる」という発想、それこそが「差別を更に助長する」ものであり、「差別される側の誇りを傷つける」ものである、ということが、なぜ日本ではあたり前のこととして通じないのでしょう。特別扱いすることが差別の解消となると思い込み、そればかりか「逆差別だ」と叫ぶ人まで出てくる。特別扱いされることこそ「差別されている」証拠であるのに。子供の頃、まともに遊べない子は「みそっかす」として特別扱いされました。みそっかすがうらやましいなんて思ったこと、誰もないでしょうに。 また差別を「制度の問題」と切り捨て、制度さえ整えれば差別は解消されるかのような考えが未だに多いのはどうしたわけでしょう。法律が整備されれば、会社の体制が変われば、差別はなくなる、という発想。それはあくまで「差別をなくすためのスタートラインにたった」に過ぎないはずなのに。そこから、本当の意味の「差別撤廃」が始まるはずなのに、「これで差別はなくなった」とそこで終わってしまう人のなんと多いことか。 回りと同じ暮らし、同じ収入、同じ地位を手にいれれば一見したところ「差別はなくなった」かのように見えます。が、そのために自らの誇りを捨てねばならないとしたら、そこに差別はないといえるのでしょうか。更にいえば、そうした人々自身が「自分が誇りを傷つけられた」ことすらわからなくなっているとしたら。傷つけられていることにも気づかず、みそっかす扱いされることを「わーい、楽ちんだ」と喜ぶようにさえなっていたら。 日本の女性は、アンクル・トムの小屋に閉じ込められ、その外の世界があることすら知らないでいるように見えてしまいます。人間は、「見たい現実しか見ない」生き物です。差別する側も、される側も、それを見ないことで「楽に生きる」ことを覚えていきます。ですが、それを「よし」としてしまったら世の中は変わりません。 このように考える人間も皆無ではない、ということを伝えたく回答しました。
その他の回答 (11)
●女性の方が齢を重ねても職は幾らでもある = 40代を過ぎると男女の雇用形態は断然、女性の方が有利になります。40を超えた男が就ける職業といえば「交通誘導警備員」「タクシー運転手」「日雇いの土建屋」ぐらいしかありません。一方、女性はと言うと「厨房」「コンビニ店員」「掃除婦」「魚肉類加工」「パチンコ屋の景品交換業務」「タクシー運転手」「交通誘導警備員」「スーパーのレジ係」「賄いさん」「家政婦」「出会い系のサクラ」等と様々です。 ●痴漢冤罪の増加 = 痴漢してなくても、当該女性が「この人、痴漢!」と捕まえられたら、もうそれでその男性は終わりです。女性の言い分を警察は優先して聞きます。男に対しては頭から「お前だろ」と決め付けにかかります。それに「痴漢」は刑事罰の対象になるが「痴女」は刑事罰の対象になりません。 ●女性の特権を武器にしてギャーギャー喚く者が多い(例えば田嶋陽子) 特に私が声を大にして言いたいのは、一番最初に書いた「雇用面」です。40を過ぎて再就職探しの男にも広い門戸を開けて欲しいものです。「男女雇用機会均等法」は全然機能していません。雇用機会は断然に女性の方が有利。
お礼
沢山、具体的に挙げて頂き、有難うございました。 40代を過ぎると男女の雇用形態は断然、女性の方が有利になるという実態もあるのですね。 「タクシー運転手」「交通誘導警備員」は共通のようですが、挙げられた中では確かに女性の職種の方が多いですね。個人的には、これからの社会では、もっともっと男女を問わず出来る職種が増えてくれることが望ましいと考えています。 痴漢冤罪の増加・・・これはかなり深刻なようですね。 女性の特権を武器にしてギャーギャー喚く者?・・・まあ、女性のおしゃべりや感情表出の豊かな所(?)にネガティブな感情を持っている男子は多いようですね。
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お礼
これは圧倒されました。 質問文に挙げた前の質問「男尊女卑大国 日本!その実例を教えて下さい。」以来引っかかっていた欲求不満、もどかしさが一気に解消されました。尤もこの質問になってからは、真摯に色々例を挙げて回答して下さる方が多く、少しずつ自分でも、問題のありかがどこにあるのか、理解できるようになりました。例えばNo.6さんへのお礼で私が書いている通り、回答者の皆様が「女尊男卑」とおっしゃっている点と、私が「男尊女卑」と言っている点は、同じ問題を反対側から見ているに過ぎず、結局は同じ病巣なのではないか、という点に気付き始めました。 そしてgood-failureさんの決定打で、ストンと腑に落ちました。 前の質問と今回の質問を通じ、これまでの回答では、表面的に女性が優遇されていることを多くの方が指摘され、私もなるほど尤もだと思いましたが、そういう問題の捉え方をされる根本的な要因が、good-failureさんのご指摘の通り、 >これらが女性差別の表れであると見ず、逆に「女尊男卑だ」ととらえられるのが、哀しいかな日本の現状だろうと思います。 という一言で納得できる思いがしました。 >日本の女性は、アンクル・トムの小屋に閉じ込められ、その外の世界があることすら知らないでいるように見えてしまいます。人間は、「見たい現実しか見ない」生き物です。差別する側も、される側も、それを見ないことで「楽に生きる」ことを覚えていきます。ですが、それを「よし」としてしまったら世の中は変わりません。 という問題認識が、今の日本の「男尊女卑」社会が変わらない現実、いやそれ以前に表面的な女性優遇だけを見てこれを「女性差別」と捉えず「女尊男卑」としか見ない風潮の原因の全てを物語っていることが、大変よく理解できました。