こういう絵は、黄金比とかフィボナッチ数とかパースなど数学的な空間配置力ですので、
いかに絵画を理論を学んで、理論で構築できるかによります。
だから講師ができる。
絵が上手なだけで、芸術を学問として勉強せず、好きな絵を手癖で書いている人には獲得できません。
美大出身と独学での一番違いの出るところでもあります。細部の追い詰め方が一目で分る。
写真の勉強が一番近道です。
画力が必要なく、空間配置力の技術と数学的コントロールだけの芸術なので。
この作者も二眼レフカメラを正確に描いてますので、写真もやっている人なのでしょう。
撮るだけじゃ駄目です。綺麗な写真がなぜ綺麗なのかを理論で勉強し、他人の画風を理論的に読み取り、再現できる勉強が必要。
写真で理論構築できてる漫画家としては、浅野いにおとかあずまきよひことか貞本義行などがかなり優秀。作風自体も現代の普通の景色と心理描写の細かい書き込みを中心にしてますよね。
そのつぎの勉強がDTP。印刷物の勉強。フォントやイラストなどをコンマ1ミリ単位で配置していく。
本気でやって2年位あれば、大体の人が及第点のものは獲得できると思います。
絵だけ描いてても駄目なのです。絵を作品に仕上げるその後の技術も沢山あるので。