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音響派?ポストロック?
最近やたら目にする、このふたつの新しいカテゴリーにどうも納得がいきません。あえてLO-FIを売りにしているミュージシャン以外はたいてい音響に気をくばっているだろうし、ポストロックといっておきながらロックの軌跡を踏襲しているように思えます。便宜上こういった言葉を使わざるを得ない音楽ライター以外の、フツーのリスナーはどういう意味で使っているのでしょう?
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いや、結論から言うと僕にもよくわからないのですけど(笑)。 音響派だのポストロック以外にも、最近の音楽はジャンル分けが細分化しすぎるとは思うのですが、まあ、しょうがないですよね。 本題です。 僕は普通の音楽ファンですが、 音響派といえばhigh llamas,jim O'rourke,dylan group,tortoise,oval,mouth on marsなどを思い浮かべ、 ポストロックといえばtortoise,jim O'rourke,godspped you black emperror!, sea and cakeなどを思いつくんですが、どっちにも同じミュージシャンが混ざってるように、たぶんすごくはっきりしないものだと思います。 でも、この二つに共通するものは、 ・アナログシンセ、電子音の多用 ・Pro toolsなどによるエディットの多用 ・ビブラフォンや、ストリングスなどによる浮遊感の演出 ・ビートやメロディが多少の崩れていること ・ボサフィーリング ・デジタルっぽい(笑)デスクトップミュージシャンって事かな ・宅録志向 などだとおもいます。 要するに、なんだかふわふわとしてて、やさしい感じで、アナログシンセや sin波、ワウエフェクトなどを多用していて、生音とサンプリング、電子音が 一体となった感じが、音響派/ポストロックなのではないでしょうか。 その中でも、メロディやリズムはつかみずらければ音響派(ovalとか初期オルーク)、つかみやすければポストロック(high llamasや現在のオルーク)などと使い分ける感じです。 あ、それと、上記の要素+シカゴ周辺のバンドで、90年代にゆうめいになったもの。(笑)これ重要かも(笑)だってfred frithやslapp happyなどは音響派とは呼ばれないでしょうからね。 スリル・ジョッキーレーベルや、somaで録音されたものは、たぶんどちらかにカテゴライズされるんでしょうねえ。 でもそうすると、sonic youthはどうなんだとか(この前のアルバムはjim O'rourkeといっしょにやってるし)、まあいろんな疑問が出てきますが、それは 音楽ライターの功罪なので、きにしないでいきましょう(笑) ※でも、音響派と呼ばれる人たちは、いままでの「音響」とはちがった捕らえ方をしているし、実際音響的にもちょっと変わってるみたいなんで、そこらへんはサンレコ愛好者などに補足をお願いします。
お礼
なるほどなー、実をいうと、僕はSONIC YOUTHのファンで、ジム・オルークが彼らに関わったことがこの疑問の発端なのです。それまでは音響派を無視してたし、ポストロックなんて言葉も知らなかった。それで、そっち方面をちょっと聴きかじってたら、いつのまにかSONICSがポストロックと呼ばれたりしたので、ちょっとまってくれ、と。カナダのバンドのgodspeedがポストロックと言われるなら、SONICSやmogwaiもそっちに含まれるのか…? 結局、ロック側にいる僕としてはポストロック(ロックの次に来るもの)という呼び名が気に入らないだけなんですけどね。 あ、でも音楽そのものが嫌いなわけではないです。ジム・オルークはキャラ的にもかなりいいし。