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10月の3連休に黒部・下の廊下へ行くときのポイント
- 10月の3連休に黒部・下の廊下へ行く際のポイントをまとめました。ガイド本には上級者向けとされていますが、技術よりも気合と根性が上級者向きと言われています。
- 地図を見ると標高1000m前後でアップダウンが少ないように見えますが、実際はどうなのでしょうか?西穂山荘~西穂高岳の岩稜のアップダウンでバテバテになった経験から、注意が必要です。
- 2日目の行程では早朝出発を考えていますが、日の出が6時頃なので暗い中の道は避けたいです。ベストな早立ちの時間について教えてください。
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1 転落すると即,死につながるという意味と,行程が長いので体力がいるという意味で,上級者コースになっているのだと思います。 2 アップダウンは3カ所くらいあったと思います。疲れた足には,かなりきつく感じました。また1カ所は,増水すると通れなくなる所もあります。西穂でバテバテなら,体力をつけてから来年挑戦されてはどうでしょうか。 3 早立ちを勧めますが,行程が長いので,黒部ダムからの最終バスの時間を調べ,アクシデントでコースタイムより数時間かかる予想をして出発されては? 4 10年ほど前に泊まったときは予約の先着100名までは布団1枚に2人で寝られましたが,101人目からと予約なしの客は,布団1枚に4人でした。長い行程に1軒しかない小屋なので,予約なしでも泊めてくれますが,小屋としては,食事の準備等があるため,直前でも予約をして欲しいと思っているはずです。 5 ヘルメットをかぶっている人は少ないけど,ごくたまにぶつけることがなきにしもあらず。また転落した場合,ヘルメットで死亡はまぬがれるかも。私は一度もかぶらずに行きましたが・・・ アドバイス ア トンネルをいくつか通りますが,そのうち1つは長いコの字型をしており,中は真っ暗です。ヘッドランプ必携。またトンネル内は登山靴のくるぶしくらいまで水が流れているので,防水不完全な靴は中が濡れます。裸足で行こうとしたけど水が冷たくて我慢できませんでした。裸足で歩き通した人もいましたが。 イ アゾハラ小屋の露天風呂は,小屋から5分か10分か忘れたけど,かなり下った所にあります。男女別に時間帯で分けます。男の時間帯は,夕食時間の制限があるため,(3連休は)大混雑が予想されます。なにせ小屋に数百人が泊まり,それが短い時間帯に行くため,刑務所の風呂なみに混みます。露天風呂の縁で待っていて,誰かが湯から出たら,そのあいた場所に入るという状態でした。 また,夕暮れ時はヘッドランプ持参で行かないと,暗くて帰れなくなります。 ウ 下廊下は,単独行はなるべく避けた方がよいです。複数人の山行で1人転落した場合,同行者が「ここで落ちた」と教えてくれるのですぐ救助できますが,単独行で万一転落したら,誰かその瞬間を偶然見ていてくれればよいけど,そうでなければ,家族から捜索願がでるまで捜索してもらえません。黒部川は蛇行しているので,前後の登山者が視界から消える場合があります。他の登山グループの視界に入るよう,直前を歩くなどして,転落した場合発見されやすいような位置をキープするとか・・・・下廊下は,毎年2人くらい転落死しています。できれば,体力をつけ,複数人で,来年あたり・・・ エ 雪渓が大きいと,迂回するようハシゴをかけてある年が多いし,絶壁は高いし・・・高所恐怖症の人は行かない方がよいと思います。 オ カメラは広角レンズを。耳栓を忘れずに。
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- ichgen
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このコースで要求されるのは体力よりも精神力でしょうね。特に単独の場合は。 道に関しては迷う心配はありません。 下の廊下は残雪の状況にもよりますが危険箇所が多いので無理をしないように、阿曾原小屋の佐々木さん(元富山県警山岳警備隊員)とも相談し、状況によっては引き返すつもりで行かれたら宜しいかと思います。 http://azohara.niikawa.com/album/index.php?q_dir=.%2Fimg%2F22nen http://azohara.niikawa.com/album/index.php?q_dir=.%2Fimg%2Fsimonorouka
お礼
補足の質問にも答えて頂き、本当に申し訳ございません。 大変感謝しています。 本やネットで調べても、どんな感じなのか? イマイチつかめなかったので、経験者の生の声も聞きたく 相談室に相談してみました。 これで、このコースがどんなところか?みえてきたようです。 他にも涸沢や八峰キレットも候補としてます。 天候との相談にもなるでしょうけど、下の廊下が一番厳しそうですね。 もう少し悩んでみます。 参考になるご回答、誠にありがとうございました。
- ichgen
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欅平~十字峡しか知りませんが・・ (1)→岩登りや沢登り等の技術は要りませんが、断崖を削った狭い道など高所恐怖症の人には最悪なコースですね。常に緊張感を持って歩かないとケアレスミスが即命取りになりますので上級向きとしているのではないでしょうか? (2)→欅平(H600m)からH950mまでは急な登りですが、阿曾原谷の手前まで、水平歩道(日電歩道)はその名の通りアップダウンは殆どありません。でも阿曾原小屋(H850)の前後は100~150m程の標高差があります。 それより体力的には、黒部ダムから下る逆コースの方が楽だと思いますが・・ (3)>暗いなか断崖絶壁の道は通りたくないんで・・・。 →地図をご覧になるとわかると思いますが、阿曾原小屋から尾根を越え、仙人ダムを渡ってさらに1キロほど先に東谷吊橋があります。断崖の道はこの橋を渡ってからですので早発ちをお勧めします。 (4)→混むとは思いますが、この種の山小屋は予約無しが普通だと思います。 (5)>ヘルメット必須でしょうか? →断崖道で頭上の岩に頭をぶつける心配はあまりないと思います。あえて言えば、志合谷のトンネル(200m位)は真っ暗で曲がっているうえ天井が低いので、あればいいかなという程度でしょうか。 それよりも安全確保のため断崖道に張ってある番線を伝うための手袋を持って行かれるとよいと思います。(軍手よりも豚皮の作業用手袋がベター) なるべく単独行は避けたほうが良いですよ。
お礼
早速のご回答誠にありがとうございます。 非常に参考になりました。感謝です。 本当は、黒部ダムからの逆コースがいいんでしょうけど、 大阪から夜行列車「きたぐに」で早朝富山着の為、 スケジュール的に欅平からのほうが流れが良くなるんで この行程で検討しました。 日帰りで10時間程の山行や遠見尾根・合戦尾根の登りの経験 ありますが、それ以上に体力的に(精神的にも)ハードなんでしょうか? それと、自分は基本単独行です。本やネットで調べる限り、 道はしっかりしているようで、道に迷うような事はないのかな?と思い、 候補にあげてみたのですが、如何なものでしょうか? 厳しいコースである事は承知しているつもりですし、もっと経験を積んで からの方がいいとは思うのですが、気力・体力のある若いうち(といっても 40過ぎですが・・・)じゃないと挑戦できない所なのかな?とも考えて います。 もし、お時間頂けるのであれば。また、他の経験者の方でも結構です。 引き続きご回答頂ければ幸いです。
お礼
#1・2さん同様、非常に参考になります! ここの相談室で相談してみて良かった! ホント感謝・感激です! 自分自身、やはり登山中に滑って転んだ事もありますが、 かなりへばって、足に疲れがたまった状態の時、 なんでもない所でやってしまうようです。 今年の夏に登った遠見尾根でも 大遠見を過ぎたあたりの稜線で滑って・・・。 崖ではないんですが傾斜のきついところで、 運よく落ちる事は無かったのですが、少しでも勢いが あったら、かなり下まで滑り落ちたかも知れません。 それからは鍛錬の為、近くの山(標高800mくらいの 低山ですけど)にほぼ毎週登っています(今6週目です)。 自分では結構体力はついたんじゃないかな?とは思ってるんですが、 所詮1時間半の登りなんで、長時間のアップダウンだとどうか・・・。 転倒=死のようですから・・・。 温泉も、刑務所には入った事ないんでわかんないのですが(笑)、 実は一番の目的でもあるんで、そんな状態だったら 楽しさ半減かも知れません。 やはり今回は見合わせ、涸沢(ここも大混雑なんでしょうけど) あたりに変更してみようかと思います。 そして、長時間の登山でもへばらない体力がついた事確認した上で (同行者もみつけて)、下の廊下にチャレンジしてみようかと思います。 本当に丁寧なご回答、誠にありがとうございます。
補足
補足回答欄に返信させて頂きます。 なかなかパソコンに触れる暇もなく 返信遅くなりました。 #1・2様共々どちらも甲乙つけがたい回答でしたが、 阿曾原小屋の温泉場の状況が決め手となりましたので、 #3様をベストアンサーに選びます。 結局、私は10月10日~11日で 上高地~涸沢~奥穂高岳~前穂高岳~岳沢~上高地 のルートを山行しました。 天候にも恵まれ、心身ともに非常に満足した山旅でした。 とはいえ、かなりヘバって足にきていたのも事実で、 もっと、体力をつけないと下の廊下は厳しいのかな? とも思った次第です。 遅くなりましたが、#1・2様、#3様 貴重なアドバイスを頂き誠にありがとうございました。 心より御礼申し上げます。