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ゼロ戦とムスタング51が空中戦したら性能的にムスタングの圧勝になります

ゼロ戦とムスタング51が空中戦したら性能的にムスタングの圧勝になりますか?それともパイロットの技量や飛行機の位置取りにより違ってきますか?何かデザインを見るとムスタングはプロペラ機の集大成みたいに思えるのですが、どうでしょう??

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回答No.8

このように、現代ではありえない空中戦を推測するというのは楽しいですね。 私は元戦闘機設計技師の弟子で、ただの戦闘機マニア、格闘技マニアです。 まず、当時の記録では、機体の性能以前に、ゼロ戦のパイロットの技量、ガソリンの質、敵機の情報、戦闘機の数量というすべての面で日本軍側が圧倒的に劣っていたので、結果的にムスタングの圧勝だったので、その印象が強いようですが、 さて、それらが完全に同条件になった場合はどうでしょう? 空中戦の場合必要な要素というのはたくさんありますが主に「戦闘機の性能」「パイロットの技量」で考えると、 性能面では、設計がより新しいムスタングが、速度、上昇力、武装、防御力で多くの面で勝っていますが、 ゼロ戦の場合は、「旋回性」という非常に重要な要素が勝っています。 では、意外と検証が難しいのは「パイロットの技量」です。 単純に「双方同程度の熟練者」と言ってしまえば簡単なのですが、 熟練したパイロットというのは、 ●自機の性能を限界まで使いこなせる、 ●敵戦闘機のことを熟知している、 ●敵パイロットの癖を熟知している、または最初のわずかな戦闘で、敵パイロットの癖を見極める能力が高い。 ●戦闘の長時間の緊張に耐えられる精神力 ●周辺の情報を察知する認知能力 などかなり多くの要素が必要となります。 同じ戦闘機とはいえ、そもそも機体の設計思想が全然違うので、格闘技でいえば剣道とフェンシングのような異種格闘技みたいなものですから 重視すべきは、敵戦闘機の性能の熟知度と敵パイロットの癖の熟知度が意外と大きく影響すると思います。 例えば、人間の格闘技では以下のようなことがよくあります。 AさんはBさんより強い、BさんはCさんより強い、CさんはAさんより強い。 じゃあ誰が一番強いの?ってなりますよね。 これは相手との愛称の良し悪しと「特定の敵をどれくらい知っているか」によるからなのです。 以上のことから総合的に推測しますと、「理想的熟練パイロット同士の1対1の戦闘」の場合、 主に有利な攻撃ポジションを得やすいムスタングが攻撃するのをゼロ戦はその旋回性を生かして守勢にまわりつつ反撃するチャンスを伺って攻撃するというパターンになりそうです。 結果、なかなか勝負は決まらないまま長時間の戦闘になり、最終的にはより強い緊張感を強いられるゼロ戦パイロットの集中力低下から敵に攻撃チャンスを与えてしまうという結果になりやすいのではないしょうか? おそらく10回勝負すれば、6:4かせいぜい7:3位でやはりムスタングの勝率が高いかなという気がしますが、 ムスタングの圧勝ってことは絶対にないと思います。 ちなみに、趣味のコンバットフライトシュミレーターではゼロ戦のほうがムスタングに圧勝しました。 一応実機の性能を設定したプログラムをされているはずなので、あまりでたらめではないとは思いますが、 私の技量を考慮してもレシプロ機の格闘戦において旋回性がいかに重要であるかを実感させられました。 添付画像は1995年にムスタングとゼロ戦が同時離陸したときのものです。 ゼロ戦の軽さを感じました。 あ、私はゼロ戦はあまり好きではないので決してゼロ膳贔屓な意見ではありません。

agekoba
質問者

お礼

ご丁寧に回答していただきありがとうございます。本物の方にコメントいただけるとは思っていませんでした。

その他の回答 (11)

  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3634/18947)
回答No.1

零戦の方が有利です なぜあれほどに星型エンジンに固執したか 重量の軽減と旋回性能の向上です ただし被弾したときの乗員の保護に関しては装甲を持たない零戦は不利です

agekoba
質問者

お礼

実際の対戦はあったのでしょうかね?ありがとうございました。

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