(1)おおむね、そのような認識で良いでしょう。
ただ、厳密に言えば、プリ・メインアンプというのは、「プリアンプ+メインアンプ」の意味です。
メインアンプとは、スピーカーを駆動するためのアンプで、大電力を扱うことから「パワーアンプ」とも呼ばれます。
プリアンプとは、その前段階として、各種機器の選択、音質調整、音量調整などを行なうもので、これらの調整(コントロール)機能に着目して「コントロール・アンプ」などと呼ばれることもあります。
いわゆるAVアンプも、このコントロール機能とパワーアンプとしての機能を併せ持っているので、その意味では「プリ・メインアンプ」の範疇に属します。ハイエンドモデルに限られますが、一部のメーカーでは「AVプリアンプ」「マルチチャンネル・パワーアンプ」を製品化していることもあります。
(2)現段階では必須とまではいえませんが、今後を見据えると必要でしょう。
すなわち、いわゆるHDの映像・音声は、情報量の多さとコンテンツ管理の都合によって、HDMIのみ対応となっています。従来のD端子(映像)や光/同軸デジタル音声入出力は、これらHDコンテンツに対応していません。現段階では、DVD-VideoからBlu-rayへの転換期なので、まだまだ非HDのコンテンツも多くありますが、今後の展開を考えるとHDMIは欠かせないでしょう。
なお、同じくHDMIといっても、バージョンによって対応するフォーマットや機能が異なります。したがって、HDMI端子があるというだけでは、目的を達成できない場合もあります。
(3)まず、メリットからいえば、上述の通りHDコンテンツの伝送に対応していることが挙げられます。また、映像・音声をまとめて1本のケーブルで伝送できるので、接続が簡便です。対応機器同士であれば、双方向通信によって、たとえばTVとHDDレコーダーを連携させることが可能です。
デメリットとしては、バージョンアップが頻繁かつ小出しなので、機器の世代交代が早く、しかも機能の対応関係などが複雑で分かりにくいという点が挙げられるでしょう。また、コンテンツ管理がかかっているために、ダビングやPCを使った編集・管理が困難です。
オーディオマニア的なデメリットとしては、ケーブルによる音質・画質の追求をしたいと思ったときに、両方同時に変わってしまうので、「映像は良いが音が今イチ」だったり「音は良いが映像は今イチ」といったジレンマに陥る可能性があるでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 参考になりました。