ジプシーはエジプト出身の放浪民族を指す言葉で、現在ではインディアン等と同様の差別用語です。
インディアンがインド人でないのと同じ様にヨーロッパでジプシーと呼ばれていた人々も実はエジプト人ではありません。
なのでジプシー風の衣装といえばベリーダンスの踊り子のような格好で良いのですが、それが人間を指す場合は異邦人を指します。
元は北インドや中央アジアあたりにルーツを持つ移動民族の様ですが、東ヨーロッパに入ってきた頃にはもう分からなくなっていたようです。
大道芸とか泥棒、麻薬売買、売春などを生業にしている事が多かったので、どこにいっても白眼視され差別を受けてきた歴史があります。
ちなみにナチスドイツによる虐殺のターゲットにもされましたが、こうした事は戦争がある度に繰り返されてきたようです。
彼ら自身がエジプト人を名乗った事が名前の由来ともいわれてますが、これはマケドニアのアレクサンダー大王がエジプト遠征を行った時に彼に従ってヨーロッパに移住したエジプト人がいた事から、これを騙ったのだともいわれてます。こうしたこともジプシーが信用できない連中だという評価につながった様です。
つまり差別してきた側のヨーロッパ人からするとジプシーとは、肌の色、瞳の色、目鼻立ち、言葉、体臭等の違いというより雰囲気的に自分達の民族的特徴とは違う他所者、どこがどうとは言えないものの信用できない見るからに怪しい奴、という事になるんです。
例えば、私たち日本人が犯罪の被害にあったとします。
顔や身体つきなどよく見えなかったとしても、なんか日本人というには違和感があったなと感じたらある特定のアジア人の事が思い浮かびますよね。
特徴なんて無いにしても韓○人とか中○人っぽかった、みたいな言い方をしてしまう場合がありますね。
(やばい、これじゃ伏せ字の意味が無いぞ)
そのようなものです。
お礼
私たち日本人がそのジプシー風の女性を見て「あ!ジプシー風の女の人だ!」って気づくことが実は難しいのかもしれないですね!?そういうことですよね?日本人と韓国人と中国人の違いなんて、ヨーロッパ人はすれ違っただけじゃきっとわからないですもんね。 スリに遭ってから始めて「あ~あぁいう人をジプシー風って言うんだ」って気づくのかもしれないです。