あまりうまくいかないと思いますが…。
(1)6馬力床置型ですが、室外機は当然三相200Vですが室内機も三相200Vという機種なら設置できません。動力機器は居住部分には設置できないことになっています。
(2)ファンで台所の冷えた空気を各部屋に送る場合、回りの4部屋がそこそこ冷えるためには台所はかなり寒いぐらいに冷やさないと追いつかないと思います。エアコンは吸い込んだ空気の温度を10から13℃ほど下げて吹き出します。部屋が30℃なら条件が良ければ吹き出しが17℃ぐらいになります。直接体に当ててはいられないぐらいの冷たさですが吹き出された冷風は部屋に拡散し温度はすぐ上がってしまいます。このサイクルを部屋全体が冷えるまで続けます。さて台所が25℃まで下がったとしても、その25℃前後の空気を周りの部屋に送っても周りの部屋が30℃から25℃に下がるには相当時間がかかります。真夏の日中なら外からの輻射熱や日射に打ち勝って温度を下げなくてはいけませんからなおさらです。台所をそれこそ15℃ぐらいまで冷やしていれば可能かもしれませんが…。
(3)設定温度でON/OFFするシャッター付ファンも問題ありです。普通のエアコンは設定温度に達したらファンを止めずに送風のみにして急激に温度が上がらないようにしています。設定温度でシャッターが閉じファンが止まってしまったら、一気に温度が上がってきます。そしてサーモスタットが温度上昇を検知するまで待たなくてはいけません。
(4)6畳の台所に6馬力エアコン(40畳以上に匹敵)は超オーバースペックですから、隣部屋へのシャッターが閉じたならどんどん冷えてすぐにサーモOFFしてしまうでしょうし、もしかしたら部屋全体が冷える前にショートサイクルを起こしてすぐに止まってしまうかもしれません。
(5)台所の冷えた空気と共に調理や食品などの臭いも各部屋に送られる。また各部屋から台所への空気の戻りを考えないと、台所と各部屋の間に圧力差が生じ、ドアが開きにくくなったり、わずかな隙間を通って部屋の空気が台所へ戻ろうとするため風切り音が出るかもしれない…などなど、残念ですが快適とは程遠いことになってしまうと思います。
価格の安い6畳用エアコンを5台入れたほうがずっとシンプルかつ快適のように思います。室外機が5つ並ぶのが嫌ならばマルチエアコンで室外機1台+室内機5台という選択もあります。これなら各部屋はそれぞれのリモコンで好きな温度に設定でき、室外機は負荷の合計に応じて能力を可変運転します。
お礼
たびたび詳しい回答ありがとうございます、 動力機器を住居部分には設置できないということすら知りませんでした、 解りやすい説明を見てもなるほどと思うことばかりで、やはり素人の浅はかな考えでした、本来夏の期間中ずっと電源つけっ放しと言う使い方に問題があるのですが、その中でも電気代をなるべく抑えれる方法と安易に考えていました、 一度100v5台とマルチの方面で再検討してみます、 どうもありがとうございました。