こんにちは。
私の実家のすぐそばにヤクルトの販売事務所がありました。
そこで思い出がひとつあります。
ヤクルトレディはほぼ全員、道ですれ違うたびに「こんにちは~♪」と明るく元気な声をかけてくださるのですが
私が「こんにちは~♪」と返しても、その全員が私を見ておらず目があうことは一度もありませんでした。
声が明るくて友好的なだけに、とても残念でした。
販売所からの指導通り住民全員に声はかけるけれど
双方向性コミュニケーションとしての挨拶とは思っていないのであろうと思い至りました。
私の個人的な例ですが
以前勤務していた企業で外商および店頭接客をしていた際に上司から
「店に好感をもってくださった(あるいは前から持っている)お客様は、出口の先で再び振り返ることが多い。
だからお客様の姿が見えなくなるまで礼儀を持って見届けるように」と指導され、
その通りにすると、本当にかなりの確率でお客様が振り返るという事実を知りました。
現在私はレストランを経営していますが、
見送った後もお客様が窓越しに手を振ってくださることは実にしょっちゅうあります。
このことから、コミュニケーションは常に双方向性であるべきものということを意識されると良いと思います。
営業職として勤めると、企業の方針や与えられた業績ノルマに気をとられ
「お客様から良く思われねば」「沢山売らなきゃ」というプレッシャーが先行しがちで「どうしたら売れるのか?」と答えを急いてしまう気持ちは十分理解できます。
良い営業職としての基礎(笑顔・挨拶・礼儀・商品知識)が必要なことは確かですが
ラッキーなことにヤクルト製品が健康に良いことは既に有名です。
ならばそのヤクルトがお客様のどの健康不安材料に対応できるか、ということを相手の個人レベルで考え提案してあげられれば、
売り上げは飛躍的に伸びるのはないでしょうか。
「なぜ私はヤクルトの製品を勧めるのか」(=ヤクルト製品の優れた点)
を、まずご自分が消費者の視点から(企業の理念ではなく)明確に説明できること、
そして
「お客様にとって必要なものは何か」(=健康維持)
をお客様の状況別に考え、それを提案する力をつけることです。
たとえば自宅訪問販売であれば小さなお子さん、ご年配がいるご家庭で
企業訪問販売であれば一般成人男子と女子が心配しているであろう健康不安材料をあらかじめ想定し
ヤクルト製品を継続して飲むことで、どのような効果が研究結果として報告されているかなど症状改善・予防を含めグラフなどで数値に示す(小さなパネルに記載してカートに立てかけておくのも方法では?)などしてはいかがでしょう。
(もうされているかもしれませんね。)
企業でもたとえばシステムエンジニアの部門では「眼底疲労には」とか接客部門なら「ストレス緩和に」、外商部門なら「疲れを残さないために」とか。
心掛けとしては
「カートの中のヤクルト製品を私からも買ってください」ではなく
「私はあなた(とあなたのご家族)の健康をケアしたい→そこで私が薦めるものはヤクルトです」という姿勢、
そしてお客様を集合体としてみるのではなく
個人のホーム・ドクター(あるいは保健室の先生)になった気持ちで思いやれば、通り一遍でないセールストークに自然とつながると思います。
野菜果物の効能をきちんと栄養学の知識で説明し、いずれお客さんから「今日の調子はこうなんだけど何が良いと思う?」と相談される立場になるのを目標にしてはいかがですか?
お礼
回答ありがとうございました。 的確なお答えありがとうございました。 ひたむきに頑張りたいと思います。