#2です
とりあえず、外付けHDDがNTFSフォーマットされているとのことで、
これをMac OS X側で対応する方法ですが、いくつか考えられるやり方があります。
■ Paragon NTFS for Mac OS X(*1)を導入する
(*1) http://www.netjapan.co.jp/r/product_mac/pgm7/
Mac OS Xのバージョンが10.4.11以降であれば、これを導入することでNTFSの
ファイルシステムの読み書きが可能になります。但し4,410円の商品ソフトです。
sshibaもずっと使用していますが、動作はかなり安定していますね。
■ NTFS-3g(*2)のMac OS X版(*3)(*4)を導入する
(*2) http://www.ntfs-3g.org/
(*3) http://macntfs-3g.blogspot.com/
(*4) http://www.tuxera.com/products/tuxera-ntfs-for-mac/
こっちはフリー…って書こうと思って(*3)を見たら、最近シェアウェアに
なっちゃったようなのでParagonとあまり差がなくなっちゃってるのですが、
一応Mac OS XのバージョンがTiger(10.4)/Leopard(10.5)であれば、(*3)の記事の
2009年4月5日の記事に紹介されているリンクを辿ってフリー版が入手できる
ようです。(*3)(*4)の記事に紹介されているNTFS-3gのドライバをインストール
することで、外付けのNTFSファイルシステムの読み書きが可能になります。
(なお、Snow Leopard(10.6)の場合には、後述する対応策の方がいいと思います)
最近のバージョンのものはsshibaも使っていないのですが、ちょっと前の
NTFS-3gだと、日本語のファイル名の取り扱いにちょっと問題があったようで、
日本語名を持つファイルのファイル名が化けたり読み書きできなくなったり
することがありました。
まぁ、ファイル名に半角英数字だけが使われている場合には、フリーで対応できる
のがメリットではありますね。
■ (Snow Leopard(10.6)限定) Mac OS Xのシステムの設定ファイル書き換えで対応(*5)
(*5) http://journal.mycom.co.jp/column/osx/342/index.html
Mac OS XがSnow Leopardであれば、/private/etc/fstab ファイルを作るだけで
NTFSファイルシステムの読み書きが可能になるようです。
詳しくは(*5)の記事をご覧下さい。
フリーで対応できるのがメリットですが、Unix系OSの知識を持っている人向けの
対応になります。
■ Parallels Desktop(*6), VMware Fusion(*7)、VirtualBox(*8)等の仮想化ソフトを用いて
仮想Windows環境を作成して対応
(*6) http://www.parallels.com/jp/
(*7) http://www.act2.com/products/fusion3.html
(*8) http://jp.sun.com/products/software/virtualbox/index.html
これは対応策としてはいささか異質ですが、「仮想PCをMac OS X上に作成する
ソフト」を使用してMac上にWindows環境を作ることで、このマシン上でNTFS
ファイルシステムの外付けHDDを認識できるようになります。
で、これらの仮想化ソフトには、「ホストOSであるMac OS Xの環境と仮想PC環境
との間でファイルをやり取りする機能」がありますので、それを使用することで、
間接的にNTFSファイルシステムのHDDをMac OS Xから使用する…という考え方です。
なお、(*6)(*7)(*8)をご覧いただければ分かりますが、ParallelsとVMwareは8,000円~
10,000円前後の商品ソフトで、VirtualBoxはフリー(但しダウンロード~インストール
の過程で若干の英語力が必要)です。
今回のような用途に使う分には、どれを使っても殆ど結果は一緒になると思いますが、
後々「Windows環境も併用したい」といったようなことが予想されるようでしたら、
こういう方法を検討してもいいかも知れません。
なお、仮想化ソフトの対応については、上記のParagon・NTFS-3gの導入や、
/private/etc/fstabの書き換え方式と併用することも可能です。
…という感じで、今回のご相談に対する対応策としてはいくつも考えられるやり方が
あり、それぞれにメリットやデメリットがありますので、あとは適宜どれを使うか
考えていただくのがいいのではないかと思います。
質問者
お礼
こんばんは。
大変ご丁寧に、わかりやすく対応策をまとめて頂いて感激しております。
sshibaさんのご意見を参考に調べてみたところ、お金はかかりますが
Paragon NTFS for Mac OS Xの導入が最もわかりやすく、私には適していそうだと感じました。
動作も安定しているというご意見、心強いです。
NTFS-3gのMac OS X版の導入はフリーなのが魅力ですが、多少問題も発生してしまうようですね。
同様に、Snow Leopardを使用していますので(*5)の対策も考えられましたが、
知識が乏しい私には用語が理解しきれず、残念ながら諦めざるを得ませんでした…。
今後の使い方によっては、Parallels等の仮想化ソフトの購入も検討する価値がありそうです。
この辺りについては、外付けのNTFSファイルシステムの読み書き以外にもどのような利点があるか、
詳しく調べてみてからにしようと思います。
Paragon NTFS for Mac OS Xに体験版があるようですので、まずはそれから試してみることにします。
細かい知識がなく、何をどうしていいやらわからない状態でしたので、
sshibaさんに詳しい情報を頂戴することができ、大変助かりました。
今回の件で、専門家の方には遠く及びませんがファイルシステム等について勉強することもできました。
感謝しております。
ありがとうございました!
お礼
こんばんは。 大変ご丁寧に、わかりやすく対応策をまとめて頂いて感激しております。 sshibaさんのご意見を参考に調べてみたところ、お金はかかりますが Paragon NTFS for Mac OS Xの導入が最もわかりやすく、私には適していそうだと感じました。 動作も安定しているというご意見、心強いです。 NTFS-3gのMac OS X版の導入はフリーなのが魅力ですが、多少問題も発生してしまうようですね。 同様に、Snow Leopardを使用していますので(*5)の対策も考えられましたが、 知識が乏しい私には用語が理解しきれず、残念ながら諦めざるを得ませんでした…。 今後の使い方によっては、Parallels等の仮想化ソフトの購入も検討する価値がありそうです。 この辺りについては、外付けのNTFSファイルシステムの読み書き以外にもどのような利点があるか、 詳しく調べてみてからにしようと思います。 Paragon NTFS for Mac OS Xに体験版があるようですので、まずはそれから試してみることにします。 細かい知識がなく、何をどうしていいやらわからない状態でしたので、 sshibaさんに詳しい情報を頂戴することができ、大変助かりました。 今回の件で、専門家の方には遠く及びませんがファイルシステム等について勉強することもできました。 感謝しております。 ありがとうございました!