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猫は烏賊(いか)を食べても問題ないと、今日聞きました。本当ですか?

猫は、烏賊を食べると腰を抜かすと教えられてきました。 でも、今日、知人が、それはうそだと言っていました。 どちらが本当なのでしょうか? 烏賊を食べても問題ない? 烏賊を食べるとやはり害? いかがでしょうか? 裏づけを含めて、ご教示くださいませ。

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  • ベストアンサー
  • serotan
  • ベストアンサー率50% (1/2)
回答No.12

ネコは、哺乳動物の中でも体に取り込んだ薬や毒物を代謝・排泄する能力が弱い動物です。例えば人間には「グルクロン酸抱合体酵素」という薬物(毒物)を代謝・排泄する酵素があり、これが体内に取り込まれた薬や毒物を体外にスムーズに排泄するよう働いています。しかし、ネコはこの酵素をほとんど持っていません。 http://www.nekohon.jp/neko/donteat-chemical.html ですから、人間やその他の哺乳動物には安全に使える薬、あるいは日常の食物に含まれている微量の金属や天然の毒素などでも、ネコにとっては危険性の高い毒物になることがあります。 また下のコメントにもあるようにイカやタコなどの内臓(血液)にはヘモグロビンの代わりに‘ヘモシアニン’という銅と結合した物質が含まれています。銅というのは、生物の体内においてある程度の量までは必要ですが、大量に摂取したり、なんらかの要因で正常に体外に排泄されない場合、中毒症状を引き起こす毒物にもなります。 ネコの場合、他の動物よりも毒物を体外に排泄する能力が低いために、人間や他の動物が食べても平気な量の金属・薬(毒物)でも、中毒を起こしてしまう可能性があります。 「ネコはイカを食べると腰を抜かす」という話しの起源については、きちんと調べたことはありませんが、おそらくネコについて以上のようなことが‘経験上’わかっていたので、でてきた話ではないでしょうか。 あと、ヘモシアニンはイカ・タコの内臓だけではなくて、貝類やエビ・カニの内臓にも含まれます。また貝類にはプランクトン由来の毒素などが蓄積する場合があります。人間もたまに「あたる」わけですから、ネコにとってはこうした毒素はより危険です。 よって、こうした海産物を、生で与えたり、内蔵をつけたままネコに与えることはNGとなります。内臓を含まない身の部分を加熱して、消化不良の起こらない範囲内で与えるぐらいなら、すぐに中毒を起こすことはないでしょう。(ただしイカや貝ばかり長期間与えたらどうなるかはわかりません)。 それほど神経質になる必要はないと思いますが、何か餌を変えるときや生活環境を変えたときは、ネコが一般に他の動物よりも‘毒’に弱いのだ、ということを頭の隅においておくほうが良いでしょうね。 例えば、こんな話もあります。 http://www.sunyou-namazu.co.jp/as_co_news2/file_name/dc7507090502 引越しでネコに起きた異変から、シックハウス症候群がわかったということですが、これはやはりネコがそうした物質に弱く、人間よりも症状が重くでたからだと思います。 以上、ご参考までに。

参考URL:
http://www.nekohon.jp/neko/donteat-chemical.html
oota37321
質問者

お礼

すばらしく充実したお答えです。 よく分かりました。 ありがとうございます。

その他の回答 (11)

  • osamax
  • ベストアンサー率27% (30/109)
回答No.1

腰が抜けるって言うより、消化が悪くてお腹壊しちゃうって意味じゃないでしょうか?

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