PS3とパソコンを同時にネットに接続したいという事ですよね。
VH-100というモデム(?)を知らないので、参考程度にお読みください。
一般的に、日本の家庭において単一のインターネット回線を複数の端末(この場合で言うとPS3とパソコン)で共有しようとした場合、ルーターとハブが必要になりますが、個人向けに店頭で販売されているルーターには通常4ポートのハブが内蔵されていますので、4台までであればハブは必要ありません。(購入時に必ず確認してください。パッケージに必ず記載されています)
で、それぞれの機器が必要な理由ですが、まずルーターという機械ですが、これはこの話の場合で言うと、一つのIPアドレスを複数の端末で共有する装置になります。(この場合で言うとと書いたのは、本当の意味ではこの説明は間違いだからですが、一般的に家庭での話ではこれでOKです。電気屋さんの店員もこう思ってます。)
IPアドレスというのは、インターネットに接続されている全ての端末が割り当てられている固有の数値で、世界中の端末が全て異なるアドレスを所持しています。
しかし、世界中にはたくさんの端末があるため、本当に全ての端末に固有のアドレスを割り当てると、とてもではありませんがアドレスが足りなくなってしまいます。
そこで「NAT(ナット)」というネットワークアドレス変換という技術が登場します。
まずプロバイダーからは世界で固有のIPアドレスが1つ割り当てられます(このアドレスをグローバルIPアドレスと言い、グローバルIPアドレスのみで作られたネットワークをワールド・エリア・ネットワーク(WAN・ワン)と言います。)。
次に家庭内でのみ利用される匿名のIPアドレス(プライベートIPアドレス)を各家庭内の端末に割り当てます。このプライベートIPアドレスでのみ作られたネットワークをローカルエリアネットワーク(LAN・ラン)と言います。
このWANとLANをつなぐのがルーターで、NATと言うのはグローバルIPアドレスをプライベートIPアドレスに変換する機能です。この仕組みにより、各家庭に1つしか割り当てられないグローバルIPアドレスを複数の家庭内の端末で共有する事が可能になり、インターネットに同時接続が可能となります。
ハブというのは、複数の端末通しをつなぐもので、USBハブを思い出していただければわかりやすいと思いますが、本当の意味でルーターは異なるネットワークをつなぐだけの装置なので、入り口は1つで出口も1つです。これだと複数の端末を繋げられないので、ルーターにハブを取り付ける事で、複数台の端末からルーターを経由してインターネットを共有できるわけです。ですので、個人向けのルーターには最初からある程度のハブが内蔵されて販売されているわけです。
スイッチングハブというのは、ハブの一種で、通常ハブといえば全てのポートにデータが垂れ流しとなっていて、各端末はその垂れ流しのデータの中から自分に必要なものだけを取りだして使用しているのですが、スイッチングハブというのは、各端末の情報や流れるデータを記憶して、それぞれのポートに必要なデータだけを流す事でネットワークの効率化を図ったものになります。
現状、ごく一般的な家電量販店で売られているハブは全てスイッチングハブだと思います。またルータに内蔵されているハブもスイッチングハブである事が一般的です。
かなり簡単に書いたので、専門家からは指摘を受けるかもしれませんが、おおよそこのような意味の装置になっています。
とりあえず、VH-100と言うのが何なのかが分かると、具体的な装置などを紹介できるのですが、回線種別とか、回線の契約会社などはお分かりになりますか?
お礼
大変、参考になりました。 ありがとうございました。 他にも答えてくれた方々、本当にありがとうございました。