ゲーム『Fate/stay night』について。英霊って何？

質問

※ネタバレを含みます。ご注意ください。
主な疑問は二つです。一つは守護者と英霊は違うのか？　二つ目は英霊になる条件は？です。

１．守護者は英霊の一種で、世界と契約を交わした者。つまり守護者は英霊である十分条件でよろしいのでしょうか？これが違うと二つ目の質問は矛盾だらけになってしまいます。すると守護者の役割は分かるのですが、他の英霊の存在って何なんでしょう？特に意味はないんですかね。

２．どんな人物が英霊になるのでしょう。もし全くの架空の人物でもよいとしたら、ドラゴンボールの孫悟空あたりが出てきても不思議はないということですよね。それはさすがに納得いきません。そもそも人である必要性すら失われます。やはり伝説であろうと神話であろうと、元となる人物がいなければならず、その魂を英霊の座に据えるのでしょう。では、英霊になる条件は？生前の功績なのか、信仰心なのか。アサシンのサーヴァント佐々木小次郎を例に挙げてみますと、彼の正体は―アサシンという枠にあてはめられた佐々木小次郎という剣客の仮面を被った無名の剣士―だそうです。サーヴァントが実在の人物でなければならないとしたら、過去実在したその無名の剣士の魂が英霊になったということでしょう。しかし無名の剣士である彼が、死ぬ時人々の信仰を集めていたとは思えません。るろ剣の人斬り抜刀斎と同じような感じでしょうか、崇める対象が定まりませんからね。なので彼が英霊となった理由として、私は次の三つを考えます。
一：信仰心は特に関係なく、その人物の功績によって英霊になるかどうかが決まる(世界が魂の質？によって選別)。
二：死ぬ時の信仰心ではなく、死んだ後の信仰によって英霊に昇華される。
三：世界と契約した(守護者になった)
一の場合、信仰心に関係ないので「アンタ誰よ？」的な英霊がいることになります。世界と契約して英霊となったエミヤですが、たとえ契約しなくても、彼は英霊となった―ということになります。二の場合、人間の死後の魂は一般人であろうとも存在し、それらが信仰心によって英霊に昇華されたりする――これだと一度英霊になったとしても、人々に忘れ去られたら座から降ろされることになりそうですよね。三の場合、全く問題ありませんが話が進行しません。それに、あのアサシンが世界と契約を結ぶとは思えない。結論として二が妥当かなと思うのですが如何でしょう？でもそうすると、河上彦斎が緋村剣心として召喚されそうだなあとも思ったり・・・微妙です。
そしてセイバー。常々疑問なんですが、なぜ彼女は霊体化できないのでしょう？たとえセイバーがまだ生きているといっても、体は魔力で編まれたものならば、霊体化できないのはおかしいかと。なので体ごとカムランの丘から持ってきちゃったのかなとも考え、ああだから飯も食わなきゃいかんのか、とも思いましたが、それだとセイバーは死んだらそれで終わりなのでまず無い。やっぱり魂だけの存在のようです。そんな彼女と他のサーヴァントの違いは、彼女は唯一の魂であり、他のサーヴァントは魂さえコピーのような存在であるということに他ならないと思いますが、霊体化できない理由となるといまいちシックリきません。やはり私のサーヴァントに対する捉え方が違うのでしょうか。

みなさんのご意見お待ちしております。Fateに詳しくない方でも、自分のこんな考えはどうだろう―というのも大歓迎です。よろしくお願いします。

あと最後に、これらはどうでもいい質問なんですが、答えていただけると嬉しい。　(1)聖杯を破壊して世界との契約を破棄したセイバーですが、そんな簡単に世界との契約を破棄できるとは思えません。では最初からこれは世界のサービス？それともマーリンのお節介？　(2)カリバーンでバーサーカーを七回も殺せた理由は？　(3)UBWルートはアニメ化されると思いますか？

回答No.4

Meifu · ベストアンサー

＞実在した人物でなければならないのでは？と考えますが
そうとは限らないと思いますが。
ぶっちゃけた話になりますが、神代の時代から召喚された面々に「実在した証明」なんてないわけです。
宮本武蔵という存在を証明できてもどのような人物か、まして佐々木小次郎がどの様な人物かを証明する方法は存在しないわけです。
故に「佐々木小次郎という存在の条件に該当する」無名の剣士が佐々木小次郎として召喚されたのでしょう。

アンリ・マユにしても「存在した」わけではなく「認定された」存在ではないでしょうか？
最初からそうであったのではなく、風習としてささげられ、そういう存在になってしまった結果がアンリ・マユであると。
形とすれば、アサシンのサハンがそういう存在に近い気がします。

英霊を例えばですが、我々が知る有名人にとても詳しい人がいたとします。
しかし、その人にしてもその有名人の内面すべてを知るわけではないでしょう。
ましてや、召喚されたのは情報が氾濫どころか不足していた大昔の人物達です。
「実際の人物像」よりも、「人々の想像・妄想、願望・願い」を優先させた姿として現界するのは、ある意味自然な事かも知れません。

＞単なる作り物かもしれないというのは、少し虚しい
作り物かどうか、結局のところ判断する術が存在しない以上、それは本物になるという理論が、この召喚システムの根源にあります。
少なくとも「人々の願望を体現した存在」が英霊であり、それを再現した存在がサーヴァントである以上、作り物であっても偽者ではないと思います。

ついでに、と言ってはなんですが…
（1）セイバーと世界との契約
セイバーは「聖杯を得る」を条件に世界と契約したわけです。
聖杯を破壊した以上、「聖杯を得る」という条件を成立させられません。
故に契約反故という形で世界との契約が破棄されたのではないでしょうか。

（2）カリバーンでバーサーカーを七回も殺せた理由
バーサーカーの防御を二人の想いが大幅に超えた結果ではないかと。

（3）UBWルートはアニメ化されると思いますか？
ないと思いますｗ
個人的には一番好きなルートなので残念ではありますが。

お礼

返答ありがとうございます。

＞作り物であっても偽者ではないと思います。
う～ん、深いお言葉ですねー。そういえば、どっかの士郎似の誰かさんがこんなこと言ってましたね。
　「俺は両儀が好きだった！偽物だろうと、この心は本物なんだ！！」
作り物であっても、そこに「在る」ことは確かなのだから、英霊たちの過去も想いも、偽物のはずがありませんよね。

最後の質問にも答えていただいてありがとうございます。
(1)個人的見解では、破棄されるような契約ならそもそも世界が結ぶはずないと思うのです。だから最初からサービスだったのかなぁと

(2)
＞バーサーカーの防御を二人の想いが大幅に超えた結果ではないかと。
愛のパワーですかｗｗｗさすがのバーサーカーも二人のLOVEには敵わなかったということですねｗ

(3)ないんですかねぇ・・・Fateのアニメは私もファンとして残念な部分が多々あります。でも良かった点もあると思うのです。UBWは激アツですから、stay nightよりアニメ化しやすいと思うんですよね。士郎VSアーチャーは描くの難しそうですが・・・・可能性は低いかもしれませんけど、私は待ち続けます！

回答No.3

ryuzin

>アーチャーというのはギルガメッシュのことですよね？
ここでいう所の「アーチャー」というのはクラス(役職)名です。前の戦いに於いてのギルガメシュのクラスが「アーチャー」であり、ギルガメッシュと本作のアーチャーとは別人です（当て嵌められるクラスが当時それしか無かったのか、そのクラスでしか召喚出来なかったのかは別問題であり不明)。ちなみに本作のアーチャーのクラスも本来とは別なのも当人に取っては一種の皮肉の様な物なので、召喚の時につい自分の境遇にグチりたくなるアーチャーの気持ちも分からないでもないんですが、その辺のネタは登場任物達にとっても“後から分かる”事なのでそれは措いておいて。
>実在した虎や龍のような存在が英霊となったのでしょうか？それとも英霊となった人物が人々の信仰という脚色をうけて虎や龍になったのでしょうか？（失礼ですが以下略させて頂きます）。
両方在り得えると思いますよ。要は認識力の違いによる物なので、虎や龍の身体構造やら生態を知っていて、それを容易に当て嵌められなければ意味が無いので、虎や龍を英霊にした場合にどう行動するのかとか容易に想像出来るかどうかとかいった様な制約があるのでしょうし、
>性別まで変えられては堪りません。ましてや人外に変身させられては・・・と感じます。
と英霊とされた者や英霊を望む人々が強く思っていればなりませんし、ならないでしょう。最終決定権は誰にあるの？とかいうのは不確定要素が多いので英霊毎に違うだろうし。セイバーの場合は・・・。死ぬ前の本人が実は女性だったという設定にしたからこうなった。というだけで、現実のアーサー王が“本当に”男性なのか女性だったのかは不明であり、宗教上の理由で男性優位なので男性とされてるだけ。

お礼

返答ありがとうございます。

そうすると、英霊って結構「何でもあり」になってしまいそう。平行世界という概念まで持ち出しているFateですから、設定に不備が出るというわけではないんですけど・・・ちょっと残念です。
人々の信仰によって、多少ビジュアルが変化したり、必殺技とかが付加されたりするのは良いのです。けれど、全く別の姿形になってしまったり、その英霊の過去までも、そして性格すら変えられてしまうことになるでしょう。
Fateの魅力は英霊たちの物語にもあると思うのです。それが単なる作り物かもしれない(Fate自体作り物なので何とも言えないんですが)というのは、少し虚しいです。

私の理解が及ばずでしたら、申し訳ありません。

回答No.2

Meifu

１ですが―――
英霊＞守護者　という格付けではないかと。
英霊とは自然と成ったもの、守護者とは契約して成った者、というの根拠なワケなのですが。

英霊とは世界と契約した者、および神話・御伽噺などの幻想的で抽象的な存在の中で、功績ないし能力を示した者…ではないかと自分は思う次第。
ただのエーテル体を聖杯に吸収させるだけなら聖杯戦争なんてやる必要がないと考えられるので、それなりの格（魔力etc）を持った存在を呼び出す為に行う以上、『それなりの存在』であるのが英霊ではないかと。

２ですが―――
サーヴァントとして召喚する以上、戦えてマスターと意思疎通が可能な存在である事は必要条件だと思われます。
バーサーカーにしても会話はともかく意思疎通は出来てるっぽいので。
ですので、人として考えられている存在が最有力ではないかと。

佐々木小次郎は『無名の剣士』として召喚されたというより『佐々木小次郎という偶像』として無名の剣士が召喚された、と。
そう考えれば「古い空想上の（御伽噺的な）存在」が呼び出されただけではないでしょうか？
漫画やアニメの存在として明確認識されている存在より、神話や御伽噺として「いたのかいないのか、いたとしてもどんな人間化ハッキリしない存在」の方が英霊として成立しやすいように思います。

日本で言えば、セイバーとして桃太郎…といった感じでしょうか？
自分はその様に考えます。

セイバーに関しては既に述べられていますね。
FateENDを見れば分かる様に、死ぬ前の彼女が英霊として召喚されているわけです。
一瞬を延々引き延ばして召喚された先にいるわけです。
死んでないわけですから、霊体化は出来ないというのが公式見解です。

補足

う～ん、やっぱり全くの架空の人物でも良いんですかね？それでも、神話のような幻想性がなければいけない、ということでしょうか？
けれども、セイバーは例外ですが、英霊たちの過去が全くの作り物となると、感動が薄れる気がします・・・個人的には実在した人物でなければならない―という設定であって欲しい。
Fate/hollow ataraxiaにおいてですが、アヴェンジャーのクラスとして「アンリマユ」が召喚されました。そのことについて凛が「アンリマユ！？そんなの実際にいたわけないじゃない」というようなことを聞いて、それに対しイリヤが「いたわ、永遠と蔑まれそうゆう存在となってしまった、ただの村人がね」というようなことを答えていた気がします。凛の驚きから、やっぱり実在した人物でなければならないのでは？と考えますが、いかがでしょう？

回答No.1

ryuzin

1についてですが、守護者は英霊としての条件を満たしていなくても別に構わないと思います。
2に関してですが、まず１つ。別に英霊が人間と言う姿形をしていなくてもいいのです。人々の想いの拠り所として人間の姿が選択されやすい“だけ”であり、虎や龍の姿をした英霊が居たって本当は不思議ではないのでは？英霊として選ばれた者が召喚された時にその姿や能力を望んでそうなる訳でもないみたいに(アーチャーが召喚時にボヤいてましたよね？)。
また、一、二、三の三つの考えは独立ではなく、一+二でも一+三でも別に構わないのです。但しドラゴンボールの孫悟空やるろ剣の人斬り抜刀斎辺りが英霊として出てくる事はないでしょう。西遊記という本来の物語基準の孫悟空なら出てきてもおかしくはないのですが、バランスの問題で召喚しても制御不可能(西遊記の孫悟空は西遊記の作中に登場した時点で既に一種の英霊であるが制御可能なのはお釈迦様位だった)。
セイバーが霊体化出来ないのは不完全な召喚による所にものと、死ぬ前の彼女の人格が召喚されている為かと。当人が生きているという認識がある以上は変化出来ないんでしょう(アーチャーも霊体化は多分出来ない)。ご飯を食べるのは士郎に受け入れるだけの「器」がまだ足りない為に消耗が激しく、それを補う為にセイバー自身が食べているのだと思います。

補足

回答ありがとうございます！！
なるほど、セイバーは生きているという認識があるから霊体化できないんですね、納得できます。
あとアーチャーというのはギルガメッシュのことですよね？彼は聖杯の泥をあびて受肉したのでまた違うとは思うのですが・・・でも聖杯も魔力の塊だから・・・う～ん、よくわかりません。

１についてですが、英霊でない守護者もいるということですか？

２についてですが、英霊の元となる「実在した何か」は必要だとお考えですよね？だとしたら虎や龍の英霊というのは、実在した虎や龍のような存在が英霊となったのでしょうか？それとも英霊となった人物が人々の信仰という脚色をうけて虎や龍になったのでしょうか？
前者の場合「赤兎馬」とか「忠犬ハチ公」とか召喚されたりするんですかね・・・・言われてみればそれも有か。霊長という概念から外れるような気がして嫌だったのですが、英霊になるのに本人の意思は関係ありませんものね。ライダーのペガサスですが、あれも英霊という存在になるのでしょうか。
後者の場合、すこし納得いきませんね。セイバーの正体はアーサー王なので男として信仰されてます。ではセイバーが死んで英霊として呼び出されるとしたら男になるのでしょうか？性別まで変えられては堪りません。ましてや人外に変身させられては・・・と感じます。

よろしければ、また回答をお願いします。